高倍率や、ズーム双眼鏡の売り上げは、一般向け販売では割と多くを占めているそうです。
逆に、高すぎる倍率とズームの暗さ、ブレまくる不安定さ、視界の狭さ、画質の悪さ、が、初見以降の、双眼鏡への興味を盛り立てることなく、終わってしまっている様にも思います。
双眼鏡、望遠鏡が必要な状況というのは、見たい対象が遠く離れていてよく見えず、もっと良く見たいという欲求がある、ということだと思います。
実際の使用状況を仮定してみましょう。
例えばサッカースタジアムで、後ろの席でなく、一番前で見たいなら、ピッチまで50m離れた席でなく、10mの席からでいいと考えます。
コンサートなどでは、比較的大きめの横浜アリーナ(楕円形、114×78m)を例に挙げますが
どのパターンでも、ステージ中央~最前列、同じく最後列までの距離は、最大でも、5倍程度であることが分かります。
限られた例ですが、つまりは、スポーツ観戦や観劇に於いて、最前列の迫真の観覧のために必要な倍数はさほど大きくなく、昔からオペラグラスが2~4倍程度でしかないことと合致します。
もちろん双眼鏡に要求される機能は上記のような観覧だけでなく、様々な状況が考えられます。
倍率の大きさにより、対象に近づいて拡大したように見える、一方的な距離感の喪失は、双眼鏡の醍醐味です。
ただ、双眼鏡を使って何かを見て楽しむ場合、暗さ、ブレやすさ、視界の狭さ、は、共通した阻害要因です。
故に、特に、最初の一台、双眼鏡の愉しさを知る為には、なるべく倍率の高くない機種を選ぶのが良策です。
当ブログに於いても、当初からバランスのとれた低倍率(6倍)で、低コストでも性能の出しやすいポロ機をお勧めし、KOWAのYF30-6、ヒノデの6×30-B2、6×21S-1、ビクセンのジョイフル、アリス、最近の新作では、同じくビクセンのアトレックライト BR6×30WP、などが話題に上っています。
もし、ダハで、ということであれば、いにしえのツァイス スキッパー6×42は、別格として、低価格でもそこそこ使えるビクセンのアリーナ H6x21WP、本格的なフォレスタHR6×32などがあります。
フォレスタはビクセンブランドはディスコンですが、中央自動車道諏訪湖サービスエリア下り線の売店でビクセンの同等品が製造元のライト光機のブランドで往時より8kほど安い20kで売ってます(2012/11)、そして、マグネシウムボディで軽量化され、フェーズコート、プリズムに64層?高反射コートを施した改良版が、英国のオプティクロンより、Traveller BGA MG 6×32として販売され、日本ではヒノデさんの製品も販売されている”双眼鏡倶楽部”さんで買えます。価格も旧フォレスタ(フェーズコート無し、アルミ反射コート、アルミボディ)とさほど変わらないので、かなりお値打ち感があり、ためらいなく携帯できる小型ダハ6倍では、ほぼ決定版のように思います。
閑話休題、勝間光学機械さんの双眼鏡は実用本位で作られた道具です。
そのなかで、以前にお伝えしたように、WW2米軍のM3双眼鏡に起源を持つWP6×30シリーズは、変わらぬ倍率6倍、口径30mmのIF(インディビジュアルフォーカス)仕様で、レンズコーティング等、新しい技術が優れている分野では、それを取り入れて、日本の光学機器産業のメッカ、板橋にて、充実した品質で作られています。
その6×30の派生として作られた、WP5.3×30RG-D という試作機が手もとにあります。一望して、並々ならぬ見え、の双眼鏡です。
次回、WP6×30SB-DとWP5.3×30RG-Dを比較紹介させて頂きたいと思います。
逆に、高すぎる倍率とズームの暗さ、ブレまくる不安定さ、視界の狭さ、画質の悪さ、が、初見以降の、双眼鏡への興味を盛り立てることなく、終わってしまっている様にも思います。
双眼鏡、望遠鏡が必要な状況というのは、見たい対象が遠く離れていてよく見えず、もっと良く見たいという欲求がある、ということだと思います。
実際の使用状況を仮定してみましょう。
例えばサッカースタジアムで、後ろの席でなく、一番前で見たいなら、ピッチまで50m離れた席でなく、10mの席からでいいと考えます。
コンサートなどでは、比較的大きめの横浜アリーナ(楕円形、114×78m)を例に挙げますが
どのパターンでも、ステージ中央~最前列、同じく最後列までの距離は、最大でも、5倍程度であることが分かります。
限られた例ですが、つまりは、スポーツ観戦や観劇に於いて、最前列の迫真の観覧のために必要な倍数はさほど大きくなく、昔からオペラグラスが2~4倍程度でしかないことと合致します。
もちろん双眼鏡に要求される機能は上記のような観覧だけでなく、様々な状況が考えられます。
倍率の大きさにより、対象に近づいて拡大したように見える、一方的な距離感の喪失は、双眼鏡の醍醐味です。
ただ、双眼鏡を使って何かを見て楽しむ場合、暗さ、ブレやすさ、視界の狭さ、は、共通した阻害要因です。
故に、特に、最初の一台、双眼鏡の愉しさを知る為には、なるべく倍率の高くない機種を選ぶのが良策です。
当ブログに於いても、当初からバランスのとれた低倍率(6倍)で、低コストでも性能の出しやすいポロ機をお勧めし、KOWAのYF30-6、ヒノデの6×30-B2、6×21S-1、ビクセンのジョイフル、アリス、最近の新作では、同じくビクセンのアトレックライト BR6×30WP、などが話題に上っています。
もし、ダハで、ということであれば、いにしえのツァイス スキッパー6×42は、別格として、低価格でもそこそこ使えるビクセンのアリーナ H6x21WP、本格的なフォレスタHR6×32などがあります。
フォレスタはビクセンブランドはディスコンですが、中央自動車道諏訪湖サービスエリア下り線の売店でビクセンの同等品が製造元のライト光機のブランドで往時より8kほど安い20kで売ってます(2012/11)、そして、マグネシウムボディで軽量化され、フェーズコート、プリズムに64層?高反射コートを施した改良版が、英国のオプティクロンより、Traveller BGA MG 6×32として販売され、日本ではヒノデさんの製品も販売されている”双眼鏡倶楽部”さんで買えます。価格も旧フォレスタ(フェーズコート無し、アルミ反射コート、アルミボディ)とさほど変わらないので、かなりお値打ち感があり、ためらいなく携帯できる小型ダハ6倍では、ほぼ決定版のように思います。
閑話休題、勝間光学機械さんの双眼鏡は実用本位で作られた道具です。
そのなかで、以前にお伝えしたように、WW2米軍のM3双眼鏡に起源を持つWP6×30シリーズは、変わらぬ倍率6倍、口径30mmのIF(インディビジュアルフォーカス)仕様で、レンズコーティング等、新しい技術が優れている分野では、それを取り入れて、日本の光学機器産業のメッカ、板橋にて、充実した品質で作られています。
その6×30の派生として作られた、WP5.3×30RG-D という試作機が手もとにあります。一望して、並々ならぬ見え、の双眼鏡です。
次回、WP6×30SB-DとWP5.3×30RG-Dを比較紹介させて頂きたいと思います。