昨日の記事のように、家族で、海沿いの山の斜面のホテルに宿泊し、私はどっと持参した双眼鏡、望遠鏡で、星見を堪能してきました。
背後の山が街の灯りを遮り、海沿いの国道の僅かな灯り、ホテルの敷地の灯りも、ほとんど気にならない、充分に暗いロケーションです。部屋も暗がりにして、きちんと暗順応してから、星空観望です。地形から、北西に面したバルコニーでしたので、方角は限られ、時折流れてくる雲に邪魔されながらでしたが、夕方に吹いた強い風のおかげもあり、大気は澄み、月も早くに沈む、絶好の条件です。
肉眼でも溢れる星々に気持ちは高まりつつ、三脚にスカマとアルタス傾斜望遠鏡をセットし。双眼鏡のキャップを外して順に見ていきます。
都会の空とは違い、星の背景の空が、黒いです。完全に目隠ししたとき瞼の裏に現れる、モワモワとした暗ノイズ、それが背景の空の部分で充分に分かります。
まずは、雲間から見える星空にスカマを向けます、視野一杯に星々が満ちています。ただ普段あまり見ない方角の空なので、特徴的な星々も、ぱっと頭に名前が浮かんできません、というか、どれが都会でもよく見える一等星なのか分かりづらいほど星が見えます。
次に、WP7×50RB-Dを持ち出します。充分に暗順応した眼で、じっくりと見ても黒い夜空に、星が溢れます。手持ちで見ているので、僅かな手ブレを抑える工夫をすれば、普段見たこともないであろう微光星がブワッと現れます。
SS10×50SK-Dも、端正な見え方のまま、いつもよりずっと賑やかな視界になります。雲が少なくなるにつれ、星図、星図ソフトなども頼りにして、普段探しづらい星を追います。北西の空には、見やすい位置までM44が下りてきたので、じっと追い、方角を子細に見定めた上で、傾斜望遠鏡で倍率を上げて観ます。蜂の巣の様に点々と寄り集まった星達が見えます。22倍の倍率が最適解だったようで、息を呑む美しさです
小型のWP6×30SB-Dでも同様に、普段とは違う迫力が加味され、大口径の双眼鏡のような印象です。WP5.3×30RG-Dではさらに明るい星々が、広い視野一杯にひろがります。HM6.3×40の視界は、より賑やかです、口径の差異は如実に感じられ、微光星の明るさは7×50と遜色なく、低倍故の視界の広さ一杯の星々が、実際の見掛け視界をより大きく見せ、軽さと、アイポイントにあった改良見口のおかげもあってか、いつまでも見ていたい星空です。
上記の機種以外でも、8×56、9×63、10×70などで、長時間眺めていても負担にならない機種なら、時間を忘れてずっと眺めていられそうです。
今回、かなり条件の良い星空では、普段見慣れた双眼鏡たちの魅力が倍増することが分かりました。瞳径の大きさが充分に生かされ、星の見え方は桁違いです。ずっと眺めていたい星空に対して、低倍率の双眼鏡はしっくりと安定した観望をもたらし、更に云えば、持ちやすく、覗きやすい、そんな双眼鏡が何よりの機材です。
いつしか雲も遙か遠くの水平線に僅かに残るばかりになり、見上げるだけで、北斗七星やらおおぐま座、カシオペアなど有名な星達が降誕するように迫ってきます。そこで、テレコンビノを持ち出します。
あっと声が出たきり、ずっと空を観ながら、なにも考えずに足もとの悪さも忘れてのけぞり、よろけても、テレコンビノから眼が離せませんでした。
上で、良質な瞳径の大きい双眼鏡は何よりの機材だと述べました。
こんな条件の星空では、テレコンビノは宝具です。
背後の山が街の灯りを遮り、海沿いの国道の僅かな灯り、ホテルの敷地の灯りも、ほとんど気にならない、充分に暗いロケーションです。部屋も暗がりにして、きちんと暗順応してから、星空観望です。地形から、北西に面したバルコニーでしたので、方角は限られ、時折流れてくる雲に邪魔されながらでしたが、夕方に吹いた強い風のおかげもあり、大気は澄み、月も早くに沈む、絶好の条件です。
肉眼でも溢れる星々に気持ちは高まりつつ、三脚にスカマとアルタス傾斜望遠鏡をセットし。双眼鏡のキャップを外して順に見ていきます。
都会の空とは違い、星の背景の空が、黒いです。完全に目隠ししたとき瞼の裏に現れる、モワモワとした暗ノイズ、それが背景の空の部分で充分に分かります。
まずは、雲間から見える星空にスカマを向けます、視野一杯に星々が満ちています。ただ普段あまり見ない方角の空なので、特徴的な星々も、ぱっと頭に名前が浮かんできません、というか、どれが都会でもよく見える一等星なのか分かりづらいほど星が見えます。
次に、WP7×50RB-Dを持ち出します。充分に暗順応した眼で、じっくりと見ても黒い夜空に、星が溢れます。手持ちで見ているので、僅かな手ブレを抑える工夫をすれば、普段見たこともないであろう微光星がブワッと現れます。
SS10×50SK-Dも、端正な見え方のまま、いつもよりずっと賑やかな視界になります。雲が少なくなるにつれ、星図、星図ソフトなども頼りにして、普段探しづらい星を追います。北西の空には、見やすい位置までM44が下りてきたので、じっと追い、方角を子細に見定めた上で、傾斜望遠鏡で倍率を上げて観ます。蜂の巣の様に点々と寄り集まった星達が見えます。22倍の倍率が最適解だったようで、息を呑む美しさです
小型のWP6×30SB-Dでも同様に、普段とは違う迫力が加味され、大口径の双眼鏡のような印象です。WP5.3×30RG-Dではさらに明るい星々が、広い視野一杯にひろがります。HM6.3×40の視界は、より賑やかです、口径の差異は如実に感じられ、微光星の明るさは7×50と遜色なく、低倍故の視界の広さ一杯の星々が、実際の見掛け視界をより大きく見せ、軽さと、アイポイントにあった改良見口のおかげもあってか、いつまでも見ていたい星空です。
上記の機種以外でも、8×56、9×63、10×70などで、長時間眺めていても負担にならない機種なら、時間を忘れてずっと眺めていられそうです。
今回、かなり条件の良い星空では、普段見慣れた双眼鏡たちの魅力が倍増することが分かりました。瞳径の大きさが充分に生かされ、星の見え方は桁違いです。ずっと眺めていたい星空に対して、低倍率の双眼鏡はしっくりと安定した観望をもたらし、更に云えば、持ちやすく、覗きやすい、そんな双眼鏡が何よりの機材です。
いつしか雲も遙か遠くの水平線に僅かに残るばかりになり、見上げるだけで、北斗七星やらおおぐま座、カシオペアなど有名な星達が降誕するように迫ってきます。そこで、テレコンビノを持ち出します。
あっと声が出たきり、ずっと空を観ながら、なにも考えずに足もとの悪さも忘れてのけぞり、よろけても、テレコンビノから眼が離せませんでした。
上で、良質な瞳径の大きい双眼鏡は何よりの機材だと述べました。
こんな条件の星空では、テレコンビノは宝具です。