ヒスパニックはメキシコやプエルトリコ、キューバなど中南米のスペイン語圏諸国からUSAに渡ってきた移民とその子孫を指しますが、ラティーノとはスペイン語圏以外のラテンアメリカ全域の出身者を指します。たとえばブラジル出身者は、ラティーノではあってもヒスパニックでないのです。このラティーノがアメリカ各地で激増しており、それに伴い違法の入国者も後を絶たず、オクラホマ州では違法移民者を州外に出すと言う条例まで施行されるようになりました。中西部のオハイオ州でも昨年の違法移民者数９９０人を既に上回る３３００人と増えています。オハイオ州の中心にあるカウンティーだけでも１９９０年；９２３６人、２０００年；２４２７９人、２００６年；３８３５７人とラティーノ人口が増えています。やはり一番多いのはメキシコからの移民者で１９９０年から約８倍近く増えています。このような状況を反映してかアメリカ人の多くがスペイン語を外国語として学んだり、商品の解説、ウェブサイト、商店の案内などスペイン語での表示がこの辺りでも増えてきています。スペイン語を学ぶよい機会かもしれません。
メキシコからの帰路、フェニックスからコロンバスまでの空路雷雲を左下に見ながらの飛行でした。雷雲の中で、ここあそこで光っているのです。上から雷雲を見ると落雷が雲全体のいたるところで発生しているのです。普通は地上からしか稲光を見れませんが、飛行機から稲光を見下ろすと言う貴重なフライトでした。写真に収めようと幾度かシャッターを押しましたが、成功しませんでした。
