斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

無機材料科学I

2011年07月07日 18時02分23秒 | 講義記録
本日はいつもとちがって3限の講義でした。クーラーを付けずにたいへん暑かったと思います。それでもしっかり聞く姿勢が表れていました。講義をしている方は集中しているので、暑く感じないところが不思議です。

さて、小テスト。ダイヤモンド構造を描く問題でしたが、どうでしたか?
7割くらいの学生が正解していました。fccを描いてからジグザグを描けばいいわけで、要するに覚え方の問題でした。この程度は覚えて社会に出ないとならないということです。シリコンはダイヤモンド構造ですから。

講義の中では、電子数密度について学びました。結晶軸に沿った方向あるいは結晶面における数密度の算出の仕方です。もちろん、この程度の算数は小学生でもできるので、皆さんに期待するのは、きちんと結晶構造を頭に入れているか、結晶構造の方位や面を指定されて、その方位や面の上での原子(格子点)の並び方を規定できるかどうか、ということです。

次にX線回折について解説しました。ブラッグの反射条件の式の意味を説明しました。このあたりは確実に覚えるようにしてください。来週は結晶面によって回折線がどのように得られるのか、そのあたりを説明します。

留学生諸君、どうも小テストの内容を見ていると、講義内容が難しいかもしれません。よりよく理解するためには、もっと前方の席に座ってください。後ろに座っていると理解できているかどうか、よくわからずに講義を進めることになってしまいます。留学生諸君ばかりでなく、16名が現時点でアウトです。ハッキリ言います。自分で危ないと思う学生も前方に座りなさい。自分の人生がかわるぞ。

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大阪堺市の小学校の記事が配信されました

2011年07月07日 10時36分22秒 | 水難・ういてまて
大阪堺市の錦小学校で行われた着衣泳講習会に関する記事が配信されました。タイトルは、命守る「浮いて待て」 です。
内容が濃くて、よい解説記事になったと思います。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20110707-OYT8T00050.htm

ぜひごらんください。

この記事,大阪版ばかりでなく教育版にも掲載されたのですね。そのためか、反響として問いあわせが増えています。

着衣泳のプログラムについてはこちらに掲載してあります。いきなり明日やらなければならないときなどに役に立ちます。
http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm

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