三浦しをんさんの「舟を編む」や「風が強くふいている」という本が気になっていたが、文庫になってからと思い買わずにいた。
ちょうど持ち歩くのに良い文庫があったので読み始めて、仰天する。
多分、中年の男性だろうと勝手に思い込んでいたのに、若い女性だった!それも何ページか読んでから気が付いた。
楽しい文章につられて電車を乗り過ごしそうになる。好みの若手女性作家に出会えてうれしくなり「私が語りはじめた彼は・・」も読みはじめた。
こんな若いひとが?しかも女性?と思うような老成した文章に圧倒される。