今日から上映された「はじまりのみち」を見に行く。
クレヨンしんちゃんなどのアニメを手掛けていた原恵一監督が、初めての実写映画を完成させた。
木下恵介の美談としてでなく、ある若者の挫折と再生の物語として、1945年の終戦前のエピソードを描く。
監督作品「陸軍」が、戦意高揚を求める当局ににらまれ、次回作が作れなくなる。失望した木下恵介は、会社を辞め、病気に倒れた母を疎開させるため浜松の気賀にむかう。
「陸軍」は観ていなかったが、田中絹代扮する母親が、出征する息子の行進について歩くシーン、息子しか見ていないで、最後に手を合わせるシーンなどが流されたが、涙が流れて止まらなかった。親子の自然な感情も描けなかった当時の様子がよくわかる。
子どもの頃、「24の瞳」「野菊の如き君なりき」「喜びも悲しみも幾歳月」は観た覚えがある。木下恵介監督は、沢山の良い映画を作っているので、機会があったら観てみたい。
映画館に入る前にモンスターズ・ユニバーシティーが・・