花を咲かせよう

鼻先ばあさん、3度目の引っ越しです。
日々の一言絵日記

こころの処方箋 河合隼雄

2013-06-18 15:48:26 | 

            

 河合隼雄さんの「こころの処方箋」を読む。河合さんはご健在と思っていたが、すでに亡くなっていたんですね。

月一回の連載の4年分が文庫にまとめられていて、一章4ページというのが、電車の中で読むのにちょうどいい。各章の見出しが面白いので、ちょっと記してみる。

・ 人の心などわかるはずがない

・ ふたつよいことさてないものよ

・ 100%正しい忠告はまず役に立たない

・ 「理解ある親」を持つ子はたまらない

・ イライラは見とおしのなさを示す

・ マジメも休み休み言え

・ 人間理解は命がけの仕事である

・ 文句を言っているうちが華である

・ 一人でも二人、二人でも一人で生きるつもり

・ 「昔はよかった」とは進歩についてゆけぬ人の言葉である

・ 家族関係の仕事は大事業である

 どうですか?55章もこういう見出しがついていると、読みたくなりませんか?

吉田兼好が読書のことを「見ぬ世の人を友とする」と言ってましたが、河合さんは現代人ですが、いろいろ教えてくれます。