御茶ノ水女子大の名誉教授の天野正子さんの著書<老いがい>の時代を読む。
映画を手がかりとして、未知なる老いを紐解いていく。
木下恵介・小津安二郎・黒澤明・今井正・今村昌平・山田洋二・新藤兼人をはじめ、
たくさんの監督と作品が紹介され、(4分の1も観てない)その中で老いの視点ををあぶりだしている。
観た映画が出てくると共感し、観ていないものは是非観たいと思う。
個人としての老い、現代社会の中の老い、時代とともに老いに対する考え方もかわってきている。
若さに価値を置く現在、老人はやっかいものとして社会的に切り捨てられやすい。
歳とともにいろいろな制約から自由になるのが老人のいいところ。
又、人生の最後には他人に依存しなければ生きられない存在。
いろんなことを映画から学べる。面白かった!
ゼミの後にこんなものを作ったからバーバにと男の孫が・・
え?男の子もこんなの作ったの?