自分に言い聞かせている、読書の秋だよ!
自分に発破をかけないと日々が平凡に通り過ぎて行く。
それでもいいのだろう。
ふとしたきっかけでテレビの中で全盲ろうの福島智さんのことを知った。
指点字。まったく知らなかった。
知る一つのきっかけとして本を読んでみることにした。
「ぼくの命は言葉とともにある」を読んでいる。
ルーテル学院大学でのシンポジウムを聞くか本を読むかで迷ったが読書を選択。
吉野弘の詩「命(いのち)は」に出会って何か眩しい物に出会った気がしたという。「魂に達するような美しさ」をこの詩によって再び体験したという。
私も吉野弘さんは大好きだ。「吉野弘の世界」ユリイカをたまに手にする。
みなさんもご存知かもしれませんが全文を紹介する。
生命(いのち)は 吉野弘
生命は
自分自身だけでは完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命は
その中に欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思うことさえも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?
花が咲いている
すぐ近くまで
虻(あぶ)の姿をした他者が
光をまとって飛んできている
私も あるとき
誰かのための虻だったろう
(第四章 生きる力と勇気の多くを、読書が与えてくれた)
秋空に誘われてLEO君と散歩
大沢総合グラウンドの駐車場がいっぱい。
FC東京と磐田の試合が午後4時からAJINOMOTOスタジアムで行われている。通の人はこの駐車場を使う。スタジアムの近辺の駐車場だと抜け出すのにかなりの時間がかかる。
このグラウンドも照明工事をするため一時閉鎖される。テニスコートも3ヶ月は使えない。おそらく市民には知らされていないがラグビーw杯、東京オリンピックの練習会場になるのでは。
今までのような環境がすっ飛んでしまう。都会ならわかるが交通不便な大沢に必要か?先を見通した工事なのだろうか?人口減、高齢化社会、不景気・・・。
そんなことをブツブツ言いながらLEO君と散歩。いい風が吹いている。