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春の花:油桐&支那油桐

2020年05月23日 | 花さんぽ・花めぐり

昨日まで5月なのに寒い日が続きました。ファンヒーターの再出番です。

灯油は残して置いても酸化劣化するのでシーズン中に使い切る又は処分の2択です。

今回の寒さで、ほぼ余すことなく使い切りました。

話は違いますが、ガソリンが相当安くなっています。外出自粛が解除されれば、新幹線の切符などと同様値上げになるでしょう。

地震も多いので今のうちに給油し、念のため満タンにしておきます。

 

今回は中国原産の❶「アブラギリ(油桐)」(Vernicia cordata

別名:ドクエ(毒荏) トウダイグサ科アブラギリ属の落葉高木です。

'090523 樹高は8~16m。種子から桐油(きりゆ)と呼ばれる油を採取して、昔は紙にしみこませて和傘や提灯用の油紙に利用されました。

5~6月に直径2cmの白い花が咲きます。雌雄同株で、雄花と雌花は別々に花序を作ります。

花弁は5個で、始め基部は淡黄色で、後に紅色を帯びます。

’060521 葉は長さ15~20cmの心形で先が尖り、しばしば2~3裂します。

’050913 果実は直径2~2.5cmの扁球形。

’041109 果皮は厚く、中に3~5個の種子があります。

 

こちらは中国・ベトナム・ミャンマー原産の落葉高木❷「シナアブラギリ(支那油桐)」(Vernicia fordil) 

別名:オオアブラギリ(大油桐) 日本にも自生しているが本来の自生かどうか不明。

’050815 樹高は10~12m。卵形の葉が主体です。

’080508 アブラギリに似ていますが、花や果実が大きい。

花期:4~5月 花弁は5枚。

雄花は花柄ごと落下(写真)。雌花は花びらがバラバラになって落ちます。

’050815 果実は直径3~4.5cmの球形で先端が尖ります。

種子はアブラギリより大きい。9~10月に成熟するが食用にならない。

桐油は乾性油で、絶縁用ワニスや染料、印刷用の油として使われます。

日本では関東地方南部以西の暖地で栽培されている。

 

同じ仲間ではありませんが、アブラギリと名のつくこんな木もあります。温室でよく見かけます。

❸「サンゴアブラギリ(珊瑚油桐)」(Jatropha podagrica

 別名:ヤトロファ・ボダグリカ、イモサンゴ  トウダイグサ科ヤトロファ属の塊根植物

原産地は西インド諸島、中央アメリカ、コロンビア。 樹高0.3 ~1.0mの常緑小低木。

幹の下部が肥大して徳利状の樹形になる。葉は楯形で3~5裂、縦20㎝、幅15㎝程度。

花と軸が珊瑚に、葉が桐に似ています。油はなんでしょう?

 



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