田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

冬の花:小芹葉黄連

2025年02月28日 | 花さんぽ・花めぐり

'250224 初見の花です。

オウレン(黄連)」(Coptis japonica)の変種「コセリバオウレン(小芹葉黄連)」(Coptis japonica var. japonica

本種の根性葉は「3回3出複葉」ですが、「キクバオウレン(菊葉黄連)」(C.  japonica var. anemonifolia)は、「1回3出複葉」、「セリバオウレン(芹葉黄連)」(C. japonica var. major)は「2回3出複葉」です。中間的形質を持つものも多くあるそうです。

キンポウゲ科オウレン属の常緑多年草 日本固有種

本州・四国の大西洋側に分布。山地の湿った場所を好む。

花期:2~3月 雌雄異株。大きな5個の花弁に見えるのは萼片、内側に小さな8~10個の花弁がある。

本種は根茎が細いので薬用にはしません。

 

こちらが以前投稿した日本固有種の「バイカオウレン(梅花黄連)」(Coptis quinquefolia

ウメのような白い萼片と5枚の掌状複葉が特徴。花弁は退化して黄色の蜜腺になります。

山地のやや湿った林床に生える多年草。

花期は2~3月。地下部は細く薬用にはなりません。

 


つくば植物園にて②

2025年02月27日 | 花さんぽ・花めぐり

つくば植物園の続きです。

セロジネ・コッビアナ」、舞子さんの花かんざしの様に径1㎝ほどの花を多数下垂させる。

セロジネ・グルマケア」こちらも小さな花が集まり咲く姿は髪飾りのようです。

クレロデンドルム・クアドリロクラレ」放射状に広がる筒状の花が特徴。

別名「ファイアーワークス(花火)』と呼ばれる。

シマイズセンリョウ(島伊豆千両)」花は腋生し、白色の花が総状花序に咲きます。

ヒッペアストルム・ネルソニイ」旧アマリリス属。花弁はクリーム色で、弁先がオレンジ。

ヒスイカズラ(翡翠葛)」まだ、ひと房しか咲いていませんでした。

宝石の翡翠のような青緑のとても美しい花房(房状になった花の集まり)を咲かせる。

テコマンテ・デンドロフィラ」下向きに房咲きで花色はピンクで先端はクリーム色。

シダ・ファラクス」別名:イリマ。オアフ島の島花に指定されているレイフラワー

プセウデランテムム・リラキヌム」穂状花序に長い花筒のある白色の花を咲かせます。

ネマタンツス・グレガリウス」花が金魚に似ていて、英名はgoldfish plantと呼ばれる。

プロテア・キナロイデス」花の王様とも賞賛されるプロテアの代表品種

コモチカイソウ(子持海葱)」花は総状花序で、花弁の中心に緑色の筋が入る。

玉ねぎのような塊根の脇に小球がいくつか見えます。

タチバナアデク」赤くかぼちゃに似た小さな果実を付けます。

別名「ピタンガ」「スリナムチェリー」と呼ばれています。

初見の花です。「バッキニウム・エマルギナトゥム」 着生ツツジ。別名:台湾ヤドリコケモモ

種の保存法」により国内希少野生動植物種に指定され譲渡、販売などが全面的に禁止されている。

 


つくば植物園にて①

2025年02月26日 | 花さんぽ・花めぐり

今日から最高気温が15℃を超えますが、3月上旬には一転、10℃以下に下がるとの予報。

雨もほとんど降らないので、筍が出るのが遅くなるのかも?

雨後の筍を期待して神頼みをしておこう思います。

 

2月22日、つくば植物園に行って来ました。

福寿草など「スプリング・エフェメラル(春植物)」と呼ばれる早春の花も咲き出しました。

シナマンサク(支那満作)」は枯れ葉をつけたまま咲き出し、花基部が暗赤色で赤黒く見えます。

ハマメリス・ベルナリス」の花はマンサクよりやや小さい。

ヘレボルス・アルグティフォリウス」は、黄緑色の丸い花を、1花茎に30輪以上咲かせます。

オオユキノハナ(大雪の花)」(ガランサス・エルウェシー)寒さ厳しい時期にうつむいて白い花が咲きます。

英名「ジャイアント・スノードロップ」、国内で流通しているスノードロップの球根のほとんどはエルウェシーです。

ガランサス・ウォロノヴィー」コーカサス原産の小型の原種スノードロップ。草丈に対して花が大きい。

スイセン’アーリー・センセイション’」ラッパ咲きでは唯一1月から咲き始める極早生品種

ツバキ(椿)’バターミント’」アメリカで作出。クリーム色の千重咲き。

フクジュソウ’フクジュカイ(福寿海)’」最も普及している品種。大輪の多弁花で一芽からたくさんの花が咲く。

雨や曇りでは開花せず、晴れのときにのみ開花する。

キルタンサス・マッケニイ

花は細くて長い漏斗形(筒形)のため、「フエフキスイセン(笛吹水仙)」という和名あり。

セツブンソウ(節分草)」冬の終わりから早春の頃に、白い花弁のような萼片を5枚開く。

オオミスミソウ(大三角草)」別名の「雪割草」は漢字で書き、ミスミソウなど4種の総称。

なお、カタカナンの「ユキワリソウ」はサクラソウ科:属の高山植物で別種。

モクレイシ(木茘枝)」雌雄異株。緑色の雌しべが花の中央に見えています。

オオシマカンスゲ(大島寒菅)」別名:ベアグラス、カレックス

伊豆大島で最初に見つかった寒菅で、冬でも枯れない大型のスゲ。頂小穂は雄花の集まり。

ハチジョウカンスゲ(八丈寒菅)

伊豆八丈島の固有種で、葉の断面がM字形になる。


多肉植物:セダム・アドルフィー

2025年02月25日 | 花さんぽ・花めぐり

'230308 多肉植物の「セダム・アドルフィー」(Sedum adolphi)、温室では2~3月に花が咲いていました。

園芸名(流通名):メイゲツ(銘月) 

'210623 ベンケイソウ科マンネングサ(セダム)属の多年草 メキシコ原産

'210107 草丈:10~20㎝、葉は黄緑色で、冬の寒さにあたると少し赤みを帯びて紅葉する。

'220217 花期:2~4月 花色は白の星形で5弁花、径1.5㎝ほど


グレビレア・ラニゲラ

2025年02月24日 | 花さんぽ・花めぐり

'240224 つくば植物園

個性的で魅力的な形の花を咲かせる「グレビレア・ラニゲラ」(Grevillea lanigera

英名:ウーリー・グレビレア(Woolly grevillea)

ヤマモガシ科グレビレア属の耐寒性常緑小低木 

オーストラリア西部原産のオージープランツです。

花期:2~7月、10~11月 枝の先端に花を咲かせます。

花は鮮やかなピンクまたは赤・ピンクとクリーム色

小さい細長い灰緑色の葉が密に付き、耐寒性と這性があるため、地植えにしてグランドカバーとしても使えます。