ムクロジ科には世界に150~200種あると言われますが、属はたった2属しかありません。日本には約28種が自生しています。
カエデ属(Acer)と、もう一つはキンセンセキ属(Dipteronia)で、中国に2種しか現存しません。
特徴は、葉が対生につき、2個の分果からなるブーメラン形の翼果があり、形は水平、鋭角、鈍角の3種です。
葉の切れ込みが浅いものを”モミジ”、深いものは”カエデ”と呼ばれています。
掌状に裂けた葉を持つものが多いが、単葉(ヒトツバカエデやチドリノキ)や複葉(ミツデカエデやメグスリノキ)のものもあります。
中には3つに切れ込む葉をもつが、葉の出る前に咲く赤い花が目立つ「ハナノキ(花の木)」というのものもあります。
英語では全て「Maple(メープル)」と呼びます。
「メグスリノキ(目薬木)」(Acer maximowiczianum)は、昔、樹皮を煎じて目薬(洗眼薬)にしたことから名付けられました。
'240108 北柏ふるさと公園
今の時期は、落葉し、褐色の毛を密生させた翼果がたくさんぶら下がっています。
別名:チョウジャノキ(長者の木)、センリガンノキ(千里眼の木)
'100505 ムクロジ科カエデ属の落葉小高木
樹高:10mほど 分布:本州(宮城・山形以西)、四国、九州
'041204 若い枝や葉の裏に粗い毛があります。
'230425 葉は普通のカエデ類と違い、葉が完全に3つに分かれ、3枚の小葉からなる3出複葉
'201116 秋には紅葉します。
'200721 若い翼果
'240108 翼果は直角~鈍角に開き、分果の長さは4~5㎝です。
花は春に淡黄色の小さな花を房状に咲かせますが、目立ちません。
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