田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

寒葵類②

2023年02月18日 | 花さんぽ・花めぐり

2月9日、つくば植物園の絶滅危惧植物温室に展示されていた「カンアオイ(寒葵)類」です。

これまで11種の寒葵をUPしました。今回は8種です。

カンアオイについては1月24日のブログ「寒葵」をご覧ください。

葉の下で、地面すれすれに真っ暗な口を開けて咲くカンアオイ類の花は、色、形、香りが種ごとに著しく異なることも大きな魅力で、植物愛好家の間に強い人気があるそうです。

⑦「アサトカンアオイ(朝戸寒葵)」絶滅危惧IA類(CR)

奄美大島でも限られた地域の常緑樹林下に生育する固有種。'12に新種登録されたばかり。花期:2~3月

⑧「フクエジマカンアオイ(福江島寒葵)

'94に発見された希少種で長崎県五島列島に分布。絶滅の恐れが大きい。花期:2~3月

⑨「トクノシマカンアオイ(徳之島寒葵)」絶滅危惧II類 (VU)

徳之島の石灰岩質の照葉樹林下に自生する固有種。花期:3~5月

⑩「ハツシマカンアオイ(初島寒葵)」絶滅危惧IB類(EN)

徳之島に分布。春に長い花柄の先に萼筒が大きく膨らんだ特異な花をつける。花期:2~4月

⑪「コシノカンアオイ(越の寒葵)」準絶滅危惧(NT)

長野県、新潟県から秋田県までの日本海側に分布。かなり大きく発達した暗紫色の花を咲かせる。花期:2~5月

なお、カンアオイの萼は普通3裂。本種は4裂↑のことがあり、同園の解説よると4つ葉のクローバーのようなものとのこと。

⑫「ヤクシマアオイ(屋久島葵)」絶滅危惧II類 (VU)(別名:オニカンアオイ:花の大きい高地のもの)

屋久島の山地の常緑樹林に生育。花期:3~4月 展示中の株は秋にも開花する。

⑬「オオカンアオイ(大寒葵)」(別名:ホウライアオイ

台湾の樹林下に自生。秋に開花し、大型でくびれのある特徴的な花をつける。

台湾に自生する10種の内の1種です。

⑭「アサルム・イキャンゲンセ

中国南東部の林下に自生し、冬に開花。

中国には2種自生。本種と「トコウ」(中国浙江省産)。

 

 


春の兆し

2023年02月17日 | 花さんぽ・花めぐり

2月4日〜2月18日は「立春」。立春は2月4日一日だけだと思っていました。恥ずかしや!

「春が立つ=春の兆しが見え始める時期」という意味で、暦の上で春が始まります。

新しい一年がスタートの時でもあります。

つくば植物園(2月9日)では早春を彩る花々が咲き始めました。

今が見頃の「シナマンサク(支那満作)」(Hamamelis mollis

マンサク科マンサク属落葉小高木 花期:1月中旬~3月  中国原産

花の時期に枯葉が残っていて、香りのよい黄金色の花が咲きます。マンサク類では1番花が大きい。 

スノードロップの一種「オオユキノハナ(大雪の花)」(Galanthus elwesii

ヒガンバナ科マツユキソウ属の多年草 花期:2~3月

'080211 今頃、こんな風に咲いていると思います。

ヘレボルス・アルグティフォリウス(アグティフォリウス)」(Helleborus argutifolius

キンポウゲ科クリスマスローズ(ヘレボルス)属の多年草 フランス(コルシカ島)原産

有茎種で黄緑色の丸い花を、1花茎に30輪以上咲かせます。花びらに見える部分は本当は「ガク片」です。

同じく有茎種の「ヘレボルス・ボッコネイ」(Helleborus bocconei)イタリア原産

クリーム色から薄い黄緑色の花が咲き、良い香りがします。

ヘレボルス・トルクァトゥス」(Helleborus torquatus) クロアチア原産

プリムラ・ブルガリス」(Primula vulgaris) ヨーロッパなど

和名:イチゲサクラソウ サクラソウ科サクラソウ属の多年草

'210317 満開になると明るいレモンイエローの花が株を覆うほどにたくさん咲きます。

シクラメン・コウム」(Cyclamen coum)東地中海沿岸原産

サクラソウ科シクラメン属の多年草 花期:1~2月

スティックセニョール」(Brassica oleracea var. italica cultivar)

別名:茎ブロッコリー アブラナ科アブラナ属の多年草

ブロッコリーを品種改良してできた日本生まれの品種で、肥大した脇芽の蕾と茎を食べます。

フクジュソウの園芸品種「フクジュカイ(福寿海)」(Adonis  ’Fukujukai’)ですが、まだ咲き始めです。

キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草 花期:1月中旬~3月

ミチノクフクジュソウとフクジュソウとの雑種(3倍体)で種子ができません。

'070304  過去に撮影した写真です。

節分の頃に開花することから「セツブンソウ(節分草)」(Eranthis pinnatifolia)日本固有種

キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草 花期:2~3月 準絶滅危惧(NT)

まだ平開していない2輪しか咲いていませんでした。

ハンノキ(榛の木)」(Alnus japonica)の雄花序が枝先に数個下垂しています。

カバノキ科ハンノキ属。湿った土地に生える、高さ15~20mの落葉高木。花期:1月中旬~2月 

春の訪れを感じる梅の花。まだ咲き始めの「シダレウメ(枝垂れ梅)」(Prunus mume f. pendula

バラ科サクラ属の落葉小高木 花期:2~3月 

オオシマカンスゲ(大島寒菅)」(Carex oshimensis)日本(伊豆七島)固有種

カヤツリグサ科スゲ属の多年草 花期:1月中旬~3月中旬

まだ蕾の「オオシロショウジョウバカマ(大白猩々袴)」(Heloniopsis leucantha)の花です。

シュロソウ科ショウジョウバカマ属の多年草。花期:3~4月中旬 

日本固有種(琉球列島) 絶滅危惧Ⅱ類(VU)

'210326 こんな花が咲きます。

'220105 温室で満開になった株。屋外とは相当と趣が違います。

 

 


スイセン’アーリーセンセーション’

2023年02月16日 | 花さんぽ・花めぐり

地中海沿岸地方原産の「ラッパスイセン(喇叭水仙」(Narcissus pseudonarcissusナルキッスス・プセウドナルキッスス

ラッパスイセンは副花冠の長さが花弁と同じかそれ以上のものをいいます。

別名:西洋スイセンと呼ぶこともある。

'230209 つくば植物園

この原種をもとに作られ最も早く開花する品種の一つが ’ラインベルト・アーリーセンセーション’Narcissus ’Rijnveld's Early Sensation’)です。

正式な学名は、Narcissus pseudonarcissus var. ’Rijnveld's Early Sensation’と言うようです。

ヒガンバナ科スイセン(ナルキッスス)属の多年草(球根)草丈:20~30㎝

花期:1~3月、花茎は葉とほぼ同長。

花被片は内側3枚が花弁で、外側の3枚が萼片、その基部につくラッパ状の副花冠からなります。

花は大輪で鮮やかな黄色。ラッパ咲きでは唯一、1月から咲き始める極早生品種です。

冬から早春の二ヶ月もの間咲き続けます。

全草が有毒だが、鱗茎に特に毒成分が多い。鱗茎はタマネギに似るので誤食すると食中毒症状を起こすので注意。

また、葉は「ニラ(韮)」似ているので間違えて食べてしまうことがあるそうです。


魅惑的なランの世界㉔

2023年02月15日 | 花さんぽ・花めぐり

つくば植物園「蘭展」(愛好団体作品)の続きです。

カトリアンセ・ピュア・イエロー」(Ctt. Pure Yellow)

カトリアンセ・ベストフレンド’クレオパトラ’」(Ctt. Best Friend 'Cleopatra')

カタセツム・グレース・ダン」( Ctsm. Grace Dann)

カランセ・ブライアン」(Cal.  Bryan)

グアリカトニア・スターリン ‘コスモ パラダイス’」(Gct. Starrlyn ’Cosmo Paradise’)

グアリサイクリア・キョーグチ’ニシミノ’」(Gcy. Kyoguchi ’Nishimino’) 

クロウェシア・グレース・ダン’チャッズ・フォード’」(Cl. Grace Dunn 'Chadd's Ford')

クロウェシア・ジャンボ・グレーズ」(Clow. Jumbo Grace)

 「ゴメンコア・リトル・エンジェル」(Gmk. Little Angel)

シルトキルム・マクランサム ’パシフィック・ゴールド’」(Cyrt. Macranthum 'Pacific Gold')

セロジネ・インターメディア」(Coel. intermedia)

ソフロレリオカトレア・マリズ・ビート'パッション’」(Slc. Mari's Beat 'Passion' )

ソフロレリオカトレア・ツタンカーメン’ポップ’ 」(Slc. Tutankamen 'Pop')

ディネマ・ポリブルボ」(Din. polybubon)

トリコセントラム・スプレンディダム」(Trctm. splendidum)

バーデンドラム・ナンボー・ピキシ」(Bard. Nanboh Pixy)

パピリオナンセ・テレス・アルバ ’オーヤマザキ’」(Ple. teres alba 'Ohyamazaki')

ブラサンセ・マイカイ 'マユミ'」(Bsn. Maikai 'Mayumi')


チョコレート?

2023年02月14日 | 花さんぽ・花めぐり

今日は「バレンタインの日

4歳の孫から手作りのお菓子をもらいました。とても小さいけど大きな喜びです。

バレンタイン」の贈り物といえばチョコレートですが、クッキーやマカロンなど、ほかのお菓子を贈ることもありますね。

でもこんなチョコレート?をもらったら驚きですね。

なんと「ドングリ」や「マツボックリ」などです。食べられませんが一見すると、チョコに見えます。

これは「つくば植物園ブランティア」の方が作られたようです?

こちらは「ハナズミ(花炭)」なので真っ黒です。パッケージに白い恋人を使ったようです。

昨今、義理チョコを渡す慣習がなくなりつつあり、家族や自分へのご褒美チョコを買う人が多くなっているそうです。