みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 介護人の危機

2018-12-07 04:03:39 | 日記
午前4時、何か夢を見ていたようだが思い出せない。

昨夜の梅やんは電話ボタンを押していたようでしたが、チイおばさんは出ないようでした。私は起きていき、さっき掛けて話した事をいうと、掛けた覚えはせんと言います。それでも、尿パットを手渡すと素直にトイレで当ててから、やっと布団にはいりました。午後9時のこと。
介護をしていると、介護人の方が危機的な状態になることがあります。過去の私の日記を記します。

9月17日「敬老の日」。私は家の裏の排水工事をした。吹き出るように汗をかいた。体重は89、2キロになった。夕方、しきびだに温泉に行こうとしたら、自家用車がパンクしていて、仕方なく歩いて行ってきた。梅やんは一日中、ウロウロしていた。温泉から帰って見ると、冷蔵庫の豆腐を全部入れて汁を炊いていた。明日の朝の味噌汁の豆腐がなくなった。コメは隠しておいたので炊かれてはなく無事だった。やれやれだ。アイツは私が居なくなるのを狙ってやっている!

9月20日。母親は夜中に飯を炊こうとして4合ぐらいのコメを研いであった。まだ電気釜にはご飯がたくさん残っているのに。認知機能障害、ご飯が目の前にあるのに、分からない。だから、またたこうとする。毎晩繰り返す。私が寝た後のことである。

9月24日。連休で湯河原の娘宅へ孫の病気の見舞いに行ってきた。埼玉の息子も来て、家族6人で小田原城公園に行ってきた。孫の神経症はまだ治っていなかった。新幹線で帰り、沖洲の姉宅に預けてあった母親を迎えに行き、そのまま木沢の実家へ着いた。しばらく横になって休んでから起きて見たら、母親は机に置いてあった私の髪の染料クリームチューブを舐めていた。コラ!そんなもの食べたら死ぬぞ、と優しくほほを叩いて、口すすぎに行かせた。異物摂食だ。いよいよここまで来たか。今までにも、台所用洗剤入りの野菜和え物、部分入れ歯入りのお汁、牛乳入りの白いみそ汁、ウイスキーのお茶漬けご飯がある。
私がブログを始めたのは、このままでは自分が陥ってしまう、と思ったからです。今日は私の移動日。また後日。