みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 梅やん、写真家と話す。

2020-01-05 23:15:00 | 日記
昨夜、梅やんは午後10時まで家で留守番をしており、私と客人が風車イルミネーションを見て帰宅すると、無事居りました。客人はラーメンを食べてくれただけで午後11時に出発して去って行きました。再び土須峠を越えて神山から山川へ出て貞光まで夜のうちに行くという。実は梅やんは東祖谷山には何度も連れて行ったことがあり、イズミの姉さんやイケモトのおばあさんの方は私の母の梅やんを知っています。写真家はその辺りの住人で、梅やんも適当に話をしていて、客人が帰った後、寝床に入りました。


イルミネーション木頭名の風車。今夜も光っていることでしょう。

今から5〜60年前に電源開発や林業会社の原生林の伐採で、那賀奥へ三好郡からの労働者が来ていました。山間部の人々の生活文化は平家の落人が入山した時代も、現代も共通するものが有ります。これらの地域で医療や介護や物流や建設を担う比較的若い人々にも共通の課題があります。人口減少で縮小する経済生活と年々歳をとっていく我が身の不安な現実があります。ですが、出来るだけ長生きをして粘ることが価値あることに違いないと思います。梅やんにとっても多分そうでありましょう。私は山に住む人間の暮らしを未来に残しておかなければいけないと思っているのです。


四国電力大美谷ダム。電力は山から町へ供給される。


三好市から大美谷へ来て災害復旧に従事する労働者。





坂州から見た風車の光。風車は大美谷の上にあります。


今朝の梅やんは遅くまで寝ておりました。10時前にチイ叔母が来てくれて、それから朝食を食べました。
昼は格別何もすることは無く、夕食を食べて風呂に入り薬を飲んで眠りに着きました。


風呂桶もずいぶん痛んで来ました。梅やんは後から付けた手摺りで自力で入浴します。


さて、明日からは木沢のデイサービスに行きます。それでは今日はこの辺で。