■GODZILLA■ 本家ゴジラの百倍素晴らしい。これとか『怪獣大決戦ヤンガリー』とかをけなす人々って、初期ゴジラに束縛されて審美眼が狂ってるんでしょうな、かわいそうに。こっちの動きは大魔神じゃなくてちゃんと本能込みの生物。ただメイン一行の誰も死なないとは何事か。いくらなんでもちょっと考えてもらわないと。しかしまあ、巨大ゴジラ大暴れと閉鎖空間での対子ゴジラ逃走劇と、両パターンをいっぺんに味わえるとはまさに怪獣映画の王様。
■アナコンダ■ ヘビ映画の中じゃ一番いい動きしてくれたヘビかも。人間どうしの対立がまた見もの。ついに縛られた暴走おじさん。死んだ彼氏の復讐のためナイフ握って近づいたおねえちゃん相手におっさんジャンプ、女の首を両脚間捕獲。両手縛られた男の股間力で女が絞め殺されてゆくという、アナコンダパワーを人間が演じてしまう返り討ち劇に極限状況ぶりが滲み出る。
■U.M.A レイク・プラシッド■ 人間を威嚇する凶暴なクマに突如背後から噛みついて湖に引きずり込む大ワニ。あの上半身初登場場面だけでこの映画は大満足です。ただ、あのバカ女をはじめ人がもう少し死んでくれてたらなあ。
■アイスランド■ なんかおっかねー……同じ大蛇でも『パイソン』みたいに酸を吐いたりせずサービス精神は落ちるとはいえ、おっかなさにかけてはこっちのナチュラル蛇が数段格上なのはやはりもう、南極の刑務所という極端な閉鎖空間ゆえか。個性的な犯罪者どもが期待どおりの特技で反撃するヒマもなくただただ順番に食われてゆくだけなのはむしろアンチ御都合主義にしてリアリティありと認めるべし。物語の都合など無視したコワイ暴走蛇でした。ただ最後、飛行機の中に現われたときは空間に合わせてかなりサイズが縮んでいるように思えるんですけど。
■ディノクロコ■ 前半でよくぞ子どもを惨死させてくれました。生首がしっかり飛んだし。のわりには後半御都合主義が重なって失速というか……。とくにイヌたちを一々助けるために命を賭けたばかりかせっかく万全の閉じ込め作戦を危機一髪劇に仕立ててしまうのはいくら何でも損害賠償ものでは。
■コモド・リターンズ■ コモドのこの大きさにゃ満足だがあまりにアバウトすぎる爆死場面がどうも。せっかくの尻尾の破壊力ももっと披露してくれゃぁ。
■コモド■ コモドたちが適度に弱いのがいいんだか悪いんだか。前半にドアを破って犬をくわえていったあの動きですべてが尽きたのでしょうか。最後の照明弾口中投入攻撃は過剰防衛ではなかったかと。リターンズのコモドの十分の一の大きさにすぎないのだから。
■アベレーション■ もう二回りでっかいトカゲが欲しかった。あれだとグレムリンというか、コウモリもののクリーチャーというか、進化が速いとか言っても大きさで見せてくれないとわかりません。
■パイソン■ 『アイスランド』に比べてこの緊迫感のなさは何。このレベルのキャラだと閉鎖空間でないときついのかな。
■パイソン2■ それなりの迫力は冒頭の対決場面だけだったか。残念だな。閉鎖空間を一応作ってみたもののど~も緊張感がない。たるんだ空気が伝染したか、いやはや主人公の特技を生かしてやるためわざわざ口をあけて待っているなよパイソン、と。
■ロック・ネス■ 湖中の暗さにかこつけてモンスターが全身ほとんど見せないままのみならず、超安易な爆発一つで終わりというのは何事でしょうってば。怒るよ、ほんと。
■U.M.A.2002 レイク・モンスター■ ブルドーザーだったかな、鉄機のおざなりな接触で即死するとは。それまでさんざん人をばくばく食っていたプレシオサウルスともあろうものが。いやそうでもないか。至近距離まで迫っていながらちょびっと炎突きつけられただけで逃げてったこともあったな。粘土アニメーションのぎごちない動きがまあ味があるといえばあるような。恐怖感ゼロですが。
■アナコンダ■ ヘビ映画の中じゃ一番いい動きしてくれたヘビかも。人間どうしの対立がまた見もの。ついに縛られた暴走おじさん。死んだ彼氏の復讐のためナイフ握って近づいたおねえちゃん相手におっさんジャンプ、女の首を両脚間捕獲。両手縛られた男の股間力で女が絞め殺されてゆくという、アナコンダパワーを人間が演じてしまう返り討ち劇に極限状況ぶりが滲み出る。
■U.M.A レイク・プラシッド■ 人間を威嚇する凶暴なクマに突如背後から噛みついて湖に引きずり込む大ワニ。あの上半身初登場場面だけでこの映画は大満足です。ただ、あのバカ女をはじめ人がもう少し死んでくれてたらなあ。
■アイスランド■ なんかおっかねー……同じ大蛇でも『パイソン』みたいに酸を吐いたりせずサービス精神は落ちるとはいえ、おっかなさにかけてはこっちのナチュラル蛇が数段格上なのはやはりもう、南極の刑務所という極端な閉鎖空間ゆえか。個性的な犯罪者どもが期待どおりの特技で反撃するヒマもなくただただ順番に食われてゆくだけなのはむしろアンチ御都合主義にしてリアリティありと認めるべし。物語の都合など無視したコワイ暴走蛇でした。ただ最後、飛行機の中に現われたときは空間に合わせてかなりサイズが縮んでいるように思えるんですけど。
■ディノクロコ■ 前半でよくぞ子どもを惨死させてくれました。生首がしっかり飛んだし。のわりには後半御都合主義が重なって失速というか……。とくにイヌたちを一々助けるために命を賭けたばかりかせっかく万全の閉じ込め作戦を危機一髪劇に仕立ててしまうのはいくら何でも損害賠償ものでは。
■コモド・リターンズ■ コモドのこの大きさにゃ満足だがあまりにアバウトすぎる爆死場面がどうも。せっかくの尻尾の破壊力ももっと披露してくれゃぁ。
■コモド■ コモドたちが適度に弱いのがいいんだか悪いんだか。前半にドアを破って犬をくわえていったあの動きですべてが尽きたのでしょうか。最後の照明弾口中投入攻撃は過剰防衛ではなかったかと。リターンズのコモドの十分の一の大きさにすぎないのだから。
■アベレーション■ もう二回りでっかいトカゲが欲しかった。あれだとグレムリンというか、コウモリもののクリーチャーというか、進化が速いとか言っても大きさで見せてくれないとわかりません。
■パイソン■ 『アイスランド』に比べてこの緊迫感のなさは何。このレベルのキャラだと閉鎖空間でないときついのかな。
■パイソン2■ それなりの迫力は冒頭の対決場面だけだったか。残念だな。閉鎖空間を一応作ってみたもののど~も緊張感がない。たるんだ空気が伝染したか、いやはや主人公の特技を生かしてやるためわざわざ口をあけて待っているなよパイソン、と。
■ロック・ネス■ 湖中の暗さにかこつけてモンスターが全身ほとんど見せないままのみならず、超安易な爆発一つで終わりというのは何事でしょうってば。怒るよ、ほんと。
■U.M.A.2002 レイク・モンスター■ ブルドーザーだったかな、鉄機のおざなりな接触で即死するとは。それまでさんざん人をばくばく食っていたプレシオサウルスともあろうものが。いやそうでもないか。至近距離まで迫っていながらちょびっと炎突きつけられただけで逃げてったこともあったな。粘土アニメーションのぎごちない動きがまあ味があるといえばあるような。恐怖感ゼロですが。