■大魔神■ 大魔神ってちょうど怖い大きさだし(ちゃんとこっちを一人一人見てる大きさ! 隠れてもダメ!)、悪どもを滅ぼした余勢で罪なき村人たちをぶっ飛ばし続ける暴走場面には好感が持てますしね。子どもの頃観たときの尋常ならぬ怖さが、今観ても変わらないのはさすがです。
■大魔神怒る■ 依然として怖い大きさだけど、なんか、遠くにいるときはゴジラ並みの大きさで近づくにつれだんだん縮んでリアルな怖さになってくるような。
■大魔神逆襲■ タカの活躍場面がもっとあるとよかったのですが。子どもと追っ手の対決も、もうちょっとアクションがほしかったかも。しかし雪の中でも依然として怖さの衰えない魔神。終盤のみにカタルシスが集中するこの定型は、むしろ慣れてきたこの3作目あたりでこそ一番効果的だったりする。
■ヤマトタケル■ ほどよい種類のクリーチャー。うれしくなるね。異形性でクマソ神が一番かな。トリがあまりにチープにメカっぽすぎたのがあれだけど、ほとんどモンスターにフリークにカミに出ずっぱりはうれしかったですよ。ヤマタノオロチは、せっかくなら火炎とビームを別々に使わず併用してほしかったが、ビームに関しては人と神の〈目からビーム〉撃ち合いもあったことだし。最後にカミを殺さない簡潔な理屈も良かったね。
■陰陽師■ 青龍・玄武・朱雀・白虎が出てきてくれるかと期待したのですがねえ。モンスター度がかなり乏しかったのと、モチヅキノキミ(何とも中途半端な鬼面だね)の死に際のもたつき等目立ちすぎるテンポの悪さとで、決して傑作ではない。呪いでボコボコになった赤ちゃん(腫れ物はちゃんと蠢いていたし)と二度にわたる方術合戦(最後の直接対決を入れると三度か)はなかなか面白かったけれど。
■陰陽師Ⅱ■ ちっ。ヤマタノオロチなしかよ。前作に続いてスカタンこいちまったわ。スサノオだけじゃどうにも……。しかし深田恭子ってやっぱり可愛いのだな。ちゃんと死んでくれて良かったし、だからなおさらオロチを期待したのに……。しかし結末、ギャグにもなってないアッハッハってありがちパターン、なんとかしてくれないかナ。
■プルガサリ 伝説の大怪獣■ 獄中で飢える父親に姉弟がメシを素手で長距離投げ入れの図はなんかすげ~って口あんぐりモノで好きだったけど、特撮ははっきり類似先行作・大魔神の方が上。怖さも。一件落着では終わらず味方が敵になってしまうラストは破局を予感させて嬉しいが、ヒロインが命を取り留めたかのような暗示は余計だったなあ。あと「金日成勲章に輝く」の字幕も。しかし「圧政を倒す」がモチーフのこの映画が勲章ですか、北朝鮮で。
■帝都物語■ あ~あ。学生演劇ですな。将門の怨霊ねぇ……。悪いのは原作か脚本か、破綻がいっぱいありすぎて一々ツッコむ気も失せたけど、一つだけ質問させてください。「学天則」っていったい、何しに地下に出向いたわけ? クリーチャーいっぱい出してくれるのはいいけどどいつもこいつも一瞬で場面切り替わっちゃいやがるし。せめて女が巨大白バッタを吐き出す場面くらいちゃんとアップで見せ続けろよ。怒るよ、もう。てかあれで135分はかなり切ないものがありました。
■帝都大戦■ 『帝都物語』よりゃだいぶマシだわな。空襲の帝都破壊シーンなんかがんばってるし(『物語』の震災シーンよりずっと)、だけどモンスターが出てこんじゃないか。あのムシもたかだか夢のシーンだし。それと戦況的に言って、あの時期ヒトラーを呪い殺す意義など皆無だったのに、史実を歪めてはいけませんね、最後の字幕よ。
■大魔神怒る■ 依然として怖い大きさだけど、なんか、遠くにいるときはゴジラ並みの大きさで近づくにつれだんだん縮んでリアルな怖さになってくるような。
■大魔神逆襲■ タカの活躍場面がもっとあるとよかったのですが。子どもと追っ手の対決も、もうちょっとアクションがほしかったかも。しかし雪の中でも依然として怖さの衰えない魔神。終盤のみにカタルシスが集中するこの定型は、むしろ慣れてきたこの3作目あたりでこそ一番効果的だったりする。
■ヤマトタケル■ ほどよい種類のクリーチャー。うれしくなるね。異形性でクマソ神が一番かな。トリがあまりにチープにメカっぽすぎたのがあれだけど、ほとんどモンスターにフリークにカミに出ずっぱりはうれしかったですよ。ヤマタノオロチは、せっかくなら火炎とビームを別々に使わず併用してほしかったが、ビームに関しては人と神の〈目からビーム〉撃ち合いもあったことだし。最後にカミを殺さない簡潔な理屈も良かったね。
■陰陽師■ 青龍・玄武・朱雀・白虎が出てきてくれるかと期待したのですがねえ。モンスター度がかなり乏しかったのと、モチヅキノキミ(何とも中途半端な鬼面だね)の死に際のもたつき等目立ちすぎるテンポの悪さとで、決して傑作ではない。呪いでボコボコになった赤ちゃん(腫れ物はちゃんと蠢いていたし)と二度にわたる方術合戦(最後の直接対決を入れると三度か)はなかなか面白かったけれど。
■陰陽師Ⅱ■ ちっ。ヤマタノオロチなしかよ。前作に続いてスカタンこいちまったわ。スサノオだけじゃどうにも……。しかし深田恭子ってやっぱり可愛いのだな。ちゃんと死んでくれて良かったし、だからなおさらオロチを期待したのに……。しかし結末、ギャグにもなってないアッハッハってありがちパターン、なんとかしてくれないかナ。
■プルガサリ 伝説の大怪獣■ 獄中で飢える父親に姉弟がメシを素手で長距離投げ入れの図はなんかすげ~って口あんぐりモノで好きだったけど、特撮ははっきり類似先行作・大魔神の方が上。怖さも。一件落着では終わらず味方が敵になってしまうラストは破局を予感させて嬉しいが、ヒロインが命を取り留めたかのような暗示は余計だったなあ。あと「金日成勲章に輝く」の字幕も。しかし「圧政を倒す」がモチーフのこの映画が勲章ですか、北朝鮮で。
■帝都物語■ あ~あ。学生演劇ですな。将門の怨霊ねぇ……。悪いのは原作か脚本か、破綻がいっぱいありすぎて一々ツッコむ気も失せたけど、一つだけ質問させてください。「学天則」っていったい、何しに地下に出向いたわけ? クリーチャーいっぱい出してくれるのはいいけどどいつもこいつも一瞬で場面切り替わっちゃいやがるし。せめて女が巨大白バッタを吐き出す場面くらいちゃんとアップで見せ続けろよ。怒るよ、もう。てかあれで135分はかなり切ないものがありました。
■帝都大戦■ 『帝都物語』よりゃだいぶマシだわな。空襲の帝都破壊シーンなんかがんばってるし(『物語』の震災シーンよりずっと)、だけどモンスターが出てこんじゃないか。あのムシもたかだか夢のシーンだし。それと戦況的に言って、あの時期ヒトラーを呪い殺す意義など皆無だったのに、史実を歪めてはいけませんね、最後の字幕よ。