三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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コメディ系1

2004-09-26 17:14:40 | モンスター映画
 ■モンキーボーン■ チョイ役でもこれだけいろいろ出てきてくれると、真打ちモンスター不在状態にして十分愉快。じっくり見たいクリーチャーぞろぞろ。ジェットコースターから気球にいたる歯止めの利いたぬるいアクションにも却って好感。あんな遊園地で遊びたいよなあ。
 ■グレムリン■ あの音楽が実に合ってる。正・続とも『ゴーストバスターズ』に似たタイプおよびレベルの面白さだが、こっちは単純コメディで終わっちゃいませんね。あの様子だと確実に死者が出ているし(少なくともあの理科の先生と脚の悪いおばちゃんは死んでるでしょう)。プールからモコモコ這い上がってくる映像があればよかったのに。
 ■グレムリン2―新・種・誕・生―■ こっちはフザケすぎましたな。グレムリンの知能も高くなりすぎたし、死者も出た形跡がないし(あのセクハラ女上司くらい死んでもよかったのでは)、蜘蛛形グレムリンもあっけないし。前半はよかったけどね。しかし連中はギズモをいじめるだけだけど、ギズモの方は毅然と殺意満々、殺してしまうんだね、ここでも。
 ■ゴーストバスターズ■ 図書館でおばちゃんが腰抜かす出だしがいいし。ゴーストというよりちゃんとモンスターだし。テンポいいし。マシュマロ・マンも形相変えてくれるし。街の破壊度に比べて悲惨度が足りないとはいえ、やはり模範的傑作です。
 ■ゴーストバスターズ2■ メインが全員前作と同じってのはちょっと。相変わらず面白いですけどね、要所要所にしたたるスライムも良かったし、だけどせっかく歩かせたんだから自由の女神はマシュマロ・マン並みに表情一変させてほしかったかも。
 ■キングコング対ゴジラ■ オトボケコンビの掛け合いが面白いんだから、後半すっかり怪獣二体にポジション譲る必要なかったのにね。宣伝部長にももっと活躍してほしかったなあ。いや、怪獣サイドもよかったですよ、大ダコも健闘したし、高圧電流のせいでキングコングがゴジラ放射火炎に耐える体質に変わっただなんて、歴代ゴジラシリーズいや世界の全怪獣映画屈指のアイディアでは。群衆の中でたまたま逃げ遅れるのが二度とも浜美枝というマヌケさは意図的コメディ演出なのかどうか(違うだろうな)、悲鳴もやたらうるさいし、そんなところで笑えてしまったのも得した感じ。
 ■フィフス・エレメント■ なんだかコメディとしちゃ中途半端だし。モンスター度も高くないし。SFとしちゃスペクタクルが乏しいし(空中交通のスピード感だけはマル)。結構期待させる出だしだったのですが。
 ■ファング・オブ・モンスター■ コメディともアドベンチャーともつかぬこの中途半端な緊張感のなさは……。形だけ怖いモンスターも詰めが甘い、しょせんファンタジーで終わるかと思いきやメインの片方が最後ばっくり喰われちゃったのは意外。あんまり得点上がりはしませんが。
 ■死霊のはらわた2■ いきなり本番に入りすぎで「おいッ?」て感じだったけどⅢにつなげる前哨戦のつもりならまあこれもありか。怖れも極まれば笑いと化す真実を仄めかして一応名作の部類に入った第一作(陰鬱ホラー系1参照)を雑に散らかしたような世界ですね。いろんな形した死霊登場でモンスター度だけがアップ。
 ■死霊のはらわたⅢ■ はっきりお笑い路線が意識されているので割り切って観られる。ギャグ漫画だと思えばモンスターの薄っぺらさにも不満はない。種類多くて楽しいし。ただ全般ひとりコントなのでやや淋しげ。あと金がないのはわかるけど特撮の粗をいくらなんでももうちょい取り繕ってくれたらな。
 ■ミクロキッズ■ くだらね。しょせんディズニーか。アリがお友だちになっちゃいかんってば。同じ子ども主体のコメディでも『スモール・ソルジャーズ』(ロボット系1)あたりの節度の無さを見習ってほしい。あとリアリティのなさというか、科学的な間違いが一目瞭然だからかね、いまいち楽しめなかったのは。せめてムシがあと5種類くらい出てくれば許せたのだけれど。庭ってもっとウヨウヨいるはずよ。蝶と蜜蜂と蟻と蠍(なのか、あれ)だけじゃなんともな。