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国がワクチン効果のデータを修正! 【連載】腹ふくるるわざ㉘

2022-05-28 05:30:22 | 【連載】腹ふくるるわざ

【連載】腹ふくるるわざ㉘

国がワクチン効果のデータを修正!

桑原玉樹(まちづくり家) 

 

 


衝撃のCBC報道

 CBC(中部日本放送)の報道番組で大石邦彦アナウンサーが、大手メディアでは珍しく新型コロナワクチンについて疑問を投げかけ、多くの報告・解説をしている。東京のテレビ局ではありえない話だ。

 

▲CBCの報道番組でワクチンの安全性を問いかける大石アナ

 

 YouTubeでは、WHO(世界保健機構)の方針に反するような新型コロナ関係の番組は削除されるのが通例である。が、CBCの番組はまだ削除されていないらしく、YouTubeでも見ることが可能だ。一体どんな報道がされたのか。いくつか列挙してみよう。

①新型コロナワクチン接種後に下半身不随に

②国がワクチンの効果を示すデータを修正! その理由は? 

③ワクチン打っても「未接種扱い」に 一体なぜ? 国の開示に問題

④3回目接種は進んでいる。その根拠は?

⑤韓国 3回目接種でも感染爆発

⑥北欧 ワクチン接種中止 その理由とは?

 これに伴って、とくに2番目の「国がワクチンの効果を示すデータを修正! その理由は?」と3番目の「3回目接種は進んでいる。その根拠は?」は衝撃的だった。 

   ワクチンを接種していない私だって少しはワクチンの効果はあるだろうと思っていたからである。ところが、そうでもないようだ。

 では、その報道内容を紹介しよう。図表はいずれもCBCが作成したもので、一部私が加工した。

           *

■名大・小島名誉教授の指摘

 名古屋大学の小島勢二名誉教授が、「新型コロナワクチンに関するデータの扱いがおかしい」と国に意見書を提出した。

 海外のデータではオミクロン株になったらワクチンの効果がかなり減ってしまったという意見が1月の時点であった。ところが、厚労省が毎週出しているデータを見ると、相変わらず予防効果はすごくいい。海外では効果が20%に下がったというのに、日本では最初の治験データと同じで90%もある、という指摘だ。
 厚労省が発表している「ワクチン接種歴別の新規陽性者数」の表は、「未接種」、「2回目接種済み」「3回目接種済み」「接種歴不明」に分類して「10万人あたりの新規陽性者数」を比較している。以下は「4月4日~10日」のグラフである。

 

「未接種」と「2回目接種済み」をグラフにすると、赤(未接種)の方が青(2回接種)より2倍以上、場合によっては3倍以上感染率が高い。これ以前のデータも同じ傾向だ。

 

■データが変わって逆転も

 小島名誉教授の指摘後、4月11日からの発表データに変化があった。「未接種」と「2回目接種済み」の感染予防効果は変わらなくなった。それどころか、40代、60代、70代ではワクチンを接種した方がかえって感染が起こりやすい傾向にある。未接種者の新規感染者数が大幅に減り、それまでとは正反対といえるグラフに変わったのだ。

 しかも、その後の発表も同じ傾向にある。「4月4日~10日」のデータ(色の薄い棒グラフ)と比較すると、「4月11日~17日」のグラフでは、赤が半減している。

 

 なぜこんなことになったのか。陽性と診断した医師が国に報告するときに、ワクチンを接種していても接種の日付が記入されていなければ、国は全て「未接種」として分類していたのだ。
 これだと「未接種」の陽性者数が実際より多くなってしまう。国は、小島名誉教授の指摘などを受けて4月11日から、接種日の日付が分からないものは「接種歴不明」に分類するようになった。これがグラフに大きな変化があった理由である。


 続いて名古屋市内の医院を取材した。医師は「PCR検査の結果が陽性の人には、必ず『いつワクチンを打ったの?』と聞くんですが、『いつだったっけ?』と答えるのが8~9割」と実情を語った。
 この「接種日未記入」が厚労省データでは「未接種」に分類されている。この問題について、参議院厚生労働委員会でも取り上げられ、後藤厚生労働大臣は、「ワクチン接種歴が未記入の方について、厚労省は未接種に計上していたが、接種歴不明として取り扱うこととした」と答弁した。

■ワクチンはオミクロンに効果なし

 つまり、ワクチンを打っても打たなくても陽性になる確率に大きな変化がないのだ。このことについて小島名誉教授は、「ワクチンを打っていない人は気を付けていて、なかなか感染の機会が少ないが、ワクチンを打った人は『打ったからいいわ……』と感染の機会が増えるのかもしれない、という社会行動もあるでしょう」と見解を述べ、さらに「一番心配なのはヨーロッパの監督官庁から出た話で、ワクチンを何回も打つとかえって免疫力が落ちてしまうという勧告も出ています」と警告した。
           *

 以上がCBCが流した番組の概要である。

 

東京のテレビ局はなぜ報道しない!
 
 それにしても東京のテレビ局では、なぜこのことが報道されないのだろうか。効果がないのにもかかわらず、どうして3回目のワクチン接種をすすめるのだろうか。
 また、ワクチンを何回も打つことについて、東京理科大学名誉教授の村上康文氏も「同一の抗原で繰り返し免疫化を行った場合、5回目から死亡する例が激増。7~8回繰り返すと半分近くが死亡するという動物での研究結果もある」と警告している。
 村上氏はさらに、「世界で使われているワクチンはすべてウイルスの(毒性のある)スパイクタンパクの全長を使ったワクチンです。これを5回とか6回とか7回、人体に接種することにはリスクが伴う可能性がある」と指摘しているのだ。
 いずれにしても、ワクチンの3回目接種をすすめることの是非について、もっと科学的知見を集めてもらいたい。そして公平に報道してほしいものである。

 

 

YouTubeでもCBCの報道番組を再生して流している

 

 

【桑原玉樹(くわはら たまき)さんのプロフィール】

昭和21(1946)年、熊本県生まれ。父親の転勤に伴って小学校7校、中学校3校を転々。東京大学工学部都市工学科卒業。日本住宅公団(現(独)UR都市機構)入社、都市開発やニュータウン開発に携わり、途中2年間JICA専門家としてマレーシアのクランバレー計画事務局に派遣される。関西学研都市事業本部長を最後に公団を退職後、㈱千葉ニュータウンセンターに。常務取締役・専務取締役・熱事業本部長などを歴任し、平成24(2012)年に退職。現在、印西市まちづくりファンド運営委員、社会福祉法人皐仁会評議員。


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