新型コロナウイルスの感染が拡大し、いいニュースが全くと言っていいほどない中で、滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の呼吸器を外して殺害したとされる呼吸器事件の裁判をやり直す再審で、大津地裁は31日、殺人罪で懲役12年が確定、服役した元看護助手西山美香さん(40)に「事件性を認めるに足りる証拠はない」と無罪を言い渡したという出来事がありました。
「呼吸器を外した」とする捜査段階の自白は「信用性のみならず、任意性にも疑いがある」と認定。取り調べた刑事は、西山さんの迎合しやすい特性や恋愛感情に乗じて供述をコントロールしようとし、弁護人への不信感をあおるような言動を繰り返すなど強い影響力を与えたと指摘し「虚偽の供述を誘発する恐れの高い、不当なものだった」と断じ、自白の供述調書は証拠から排除しました。
「自白に疑問を挟まなかった捜査手続き上の問題。刑事司法を改革していく原動力にしていかねばならない」と述べました(以上、ネットニュースより)。
厳しい取り調べと西山さんが捜査員に好意を抱いて自白したという冤罪事件で、今後の捜査に一石を投じるものです。
どんなに物証が揃っていても、最終的には本人の自白が証拠を裏付けるという考え方がある限り、いつまでも続いて行く捜査…。
やはり捜査段階での視覚化が必要でしょう。
強要や力づくの自白では初期段階に否定していても、精神的に追い詰められて自白に至るという構造を改革しなくては何もならないでしょう。
日本の刑事事件では、99%が実刑判決を受けるというのも、オカシナ話です。
自白後の裁判でいくら「無罪」を主張しても、裁判官は検察側の見方…。
こうした取り調べで冤罪事件を起こしてきたのは、他ならぬ検察と裁判官の密接な関係があったからです。
じいちゃんは、警察にお世話になったことはないので偉そうなことは言えませんが、冤罪だった西山さんが12年も刑務所に入れられていた時間は取り戻せません。
科学捜査がかなりの段階まで高度化した現在、自白も重要な証拠になるでしょうが、証拠品の鑑定や地道な捜査活動で犯罪者に適切な刑罰を与えるしかありません。
「呼吸器を外した」とする捜査段階の自白は「信用性のみならず、任意性にも疑いがある」と認定。取り調べた刑事は、西山さんの迎合しやすい特性や恋愛感情に乗じて供述をコントロールしようとし、弁護人への不信感をあおるような言動を繰り返すなど強い影響力を与えたと指摘し「虚偽の供述を誘発する恐れの高い、不当なものだった」と断じ、自白の供述調書は証拠から排除しました。
「自白に疑問を挟まなかった捜査手続き上の問題。刑事司法を改革していく原動力にしていかねばならない」と述べました(以上、ネットニュースより)。
厳しい取り調べと西山さんが捜査員に好意を抱いて自白したという冤罪事件で、今後の捜査に一石を投じるものです。
どんなに物証が揃っていても、最終的には本人の自白が証拠を裏付けるという考え方がある限り、いつまでも続いて行く捜査…。
やはり捜査段階での視覚化が必要でしょう。
強要や力づくの自白では初期段階に否定していても、精神的に追い詰められて自白に至るという構造を改革しなくては何もならないでしょう。
日本の刑事事件では、99%が実刑判決を受けるというのも、オカシナ話です。
自白後の裁判でいくら「無罪」を主張しても、裁判官は検察側の見方…。
こうした取り調べで冤罪事件を起こしてきたのは、他ならぬ検察と裁判官の密接な関係があったからです。
じいちゃんは、警察にお世話になったことはないので偉そうなことは言えませんが、冤罪だった西山さんが12年も刑務所に入れられていた時間は取り戻せません。
科学捜査がかなりの段階まで高度化した現在、自白も重要な証拠になるでしょうが、証拠品の鑑定や地道な捜査活動で犯罪者に適切な刑罰を与えるしかありません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます