志村さん、新型コロナで死去

　昨日の朝、志村けんさんの死去のニュースが流れ、すごいショックを受けました。

　じいちゃんが受験生の頃に現れて、半世紀近くズゥ～と活躍してきた稀有なコメディアンの命を奪ったのは、新型コロナウイルスです。

　10代後半から今日まで、彼の生み出す笑いの芸にどんなに助けられたことか。

　どんなにきついストレスや闘病生活が襲ってきても、彼の出演するＴＶ番組を見ると大笑いして吹き飛ばすことができました。

　小池都知事が彼の死去を使って都民に自粛を促がす声明を出した後、ネットが大炎上したり、中国に対してヘイトスピーチが高まったりしています。

　どちらの意見も、ある意味納得できる面もありますが、今大切なことは新型コロナウイルスを国民一人一人が抑え込むための努力を積み重ねるしかないということです。

　志村さんの死去はとても悲しい事実ですが、自分で自分の命を守りつつ、人に感染させないように頑張るしかありません。

　東京五輪の開催が、来年7月23日からと決まりました。

　それまでに新型コロナウイルスの感染が治まっていればいいのですが…。

　政府は「明日にでも緊急事態宣言を出すのでは」という噂がありましたが、菅官房長官はこれを完全否定しています。

　専門家からは「緊急事態宣言を出して欲しい」という意見が大半を占めているようですが、経済活動に支障をきたすと安倍政権は応じていないようです。

　東京五輪の開催を目指して、新型コロナウイルスの検査は後手後手に回り、今度は経済重視で国民を危険にさらすのか？

　第2次安倍政権の誕生以来、大企業や資本家を重視した経済政策ばかりで、国民格差を助長し、国力を弱めてきた政権のツケが新型コロナウイルスの感染拡大で一気に噴出してきた感じです。

　これが終息した時には、新型コロナの経済対策による莫大な負の遺産が国民に残されるでしょうが、今はそんなことを言ってる時ではありません。

　一刻も早く終息させるために、国民の自由な生活は少し奪われるでしょうが、「緊急事態宣言」を出して危機感を訴えることが必要です。

　今、チマチマと経済のことを考えてたら、治まるものも治まらないと考えて、後手に回らないように決断して欲しいと思います。