分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
栄養のこと、健康のこと、分子栄養学や日常やつぶやきなど
気ままに綴っています

ダイエットと甲状腺機能の話

2021年04月04日 | 身体・健康

痩せたい…!!

瘦せたい人は基礎代謝を上げましょう
これはよく耳にする話です👂


よし!じゃあ基礎代謝を上げよう
ということで

基礎代謝を上げる方法を調べると

運動…
筋トレ…


どちらもわたし、
大大大嫌いです

 

それでも痩せたい
どうしよう

ってことで、

 

運動も筋トレも嫌いな人が、
それでも痩せようと手を出すのが

食べないという選択ではないでしょうか

(わたしも昔これを散々やっていました

 

運動も筋トレも嫌なので
食べないという
食事コントロールで痩せようとします
これならできそう!って思う

 

食べなければ痩せる
これはまあ当然のこと


しかし、はじめはこれで良くても、
(確実に痩せる


この"食べないダイエット”って、
長い目で見ると大変危険です



なぜなら、
運動や筋トレで基礎代謝を上げることが嫌で
食べないダイエットを選択したはずが、


食べないダイエットによって
基礎代謝が下がるという

身体の仕組みが働くからです

 

痩せる、痩せる身体づくりを行ううえで、


基礎代謝を上げる!
体温を上げる!

つまり熱を消費する(カロリーを消費する)
ことがとても大事なのですが

 


身体の中で、
代謝を上げる!
体温を上げる!!

この働きをしている場所が、
甲状腺という場所なのです


食べないということは、
甲状腺の働きを低下させる
ことに繋がります



ちょっと考えてみてください


食べない…
はじめは当然すぐ痩せますが、

 

食べ物がずっと入ってこないと
(欠食や、または小食)
身体は飢餓を察知します

 

カラダちゃん:
(この人の身体って食べ物が全然入ってこないな…
困ったな、大事なエネルギーを消費したくないな…)


と、カラダちゃんは、
おもっています

 

カラダちゃん:
(取り敢えず、代謝を低下しておこうかな…)
と、苦肉の策を考えます

 

そうして、
たまにほんの少し入ってきた食べ物を
全部ため込もうため込もうと働きます

冬眠モードにするのです🐻

 

いつ食べ物が入ってくるか分からないし…
エネルギーを少しも無駄に
消費したくないわけですね

 

そして、
代謝を司る場所は甲状腺なんでした

 

代謝を下げるということは、

甲状腺の働きそのものを
低下させてしまうのです

 


つまり、甲状腺低下が起きてしまうと、
冬眠モード…


食べていないのに、
全部ため込み、太りやすい

痩せにくい身体になってしまうということが起きます

 

水だけでも太るのはまさにこのタイプ
(甲状腺機能が低下している?と疑いたくなります)

 

あまり食べていないのに痩せない
ちょっと食べただけ飲んだだけで
体重が増えるタイプです

 

また、こんな生活を長らくしていると、
低たんぱく、低栄養になり

消化酵素(たんぱく質が材料のため)
酵素が作られなくなって

次第に食べられない身体
なってしまいます🍖🥩🥚🐓



低栄養ですから、
細胞が栄養失調になります

 

わたしたちの身体の最小単位は細胞です

 

細胞が元気でない!ということは
疲れやすい、怠い、、
強いては老化に繋がります

 

痩せたいと思った人が、
(特に女性)
一番に目を向けて欲しいのは
甲状腺のことなのです



食べないダイエットは
栄養不足…

 

長い目でみると甲状腺機能を低下させ

食べれない身体になり、

食べていないのに太りやすく
痩せない身体になってしまうのです


甲状腺機能をチェックする方法は


甲状腺ホルモン!!
TSH
FT3

FT4


これらを血液検査で
チェックできますが、


一般の血液検査では
甲状腺ホルモンなどが
基準値を相当に超えないと、
指摘してもらえません


(甲状腺機能の基準値は幅が広すぎる💦)

 

分子栄養学的な
甲状腺機能低下は
(潜在性の甲状腺機能低下と考える)

・TSHが2を超えてきている
・FT3が3に満たない

このパターンか

または、
・TSHがやたらと低く、1に満たず
・FT3が3ギリギリか、3に満たない

 

この数値の微妙な変動で、
その人の状態が今どの程度が判断します

 

前者は、TSHが2を超えていても、
FT3が3~4になんとか収まっていれば
適切なアプローチによって回復は早く


後者のパターンで、
TSHが1に満たずに、
FT3が低ければ低いほど
長年甲状腺機能を痛めつけていたと予想できます


長年食べ方に問題のあったのでは?
と疑います

 

体調も決してよくないはずです

ちなみに、つい先日、
わたしの姉が血液検査したら、
TSHが1もありませんでした

FT4は正常の1.15
FT3の数値は測っていなかったので、
FT3を検査するべきだと伝えました!


通常、甲状腺機能が低下すると
FT3が3以下などとかなり低値になり、
TSHが上昇し、

甲状腺機能低下症を指摘されることが
あるかもしれませんが、、


FT3が低下しているのにも関わらず、
TSHが上がってこないタイプがあります
(これが一般病院では指摘されません

 

分子栄養学的な読み方は、

FT3が低いにも関わらず、
TSHが上昇出来ないほどに
疲弊しきっている…

と考えます


体調がかなり悪い人である
可能性が高いのです

 


甲状腺機能を回復させる方法は

・エネルギー不足禁忌

これが絶対になります

 

身体に飢餓を感じさせてはいけません


甲状腺機能が回復すると、

基礎代謝があがり
体温が上がります



甲状腺ホルモンに関わる
・栄養素の不足があってもいけません


鉄・亜鉛・セレンで、

とくにメンタルに不調がある人
鉄と亜鉛がほぼ不足している
と思っていいです


また、甲状腺機能を上げるうえで
・肝機能が重要になります

 

脂肪肝がある人は、
甲状腺ホルモンを上手く活性できません

とくに食べていない、
低たんぱくの人は脂肪肝になりやすいです
(肝臓のエコーで脂肪肝チェックできます)



胆汁も甲状腺ホルモンに関わり、
肝臓が悪いとこれまた胆汁を合成できません


骨から溶け出したスープなどで補食をしっかりとり
エネルギー不足を解消し、

肝臓機能を上げるために
脂肪肝の改善
(低たんぱくの解消・胆汁分泌)


身体を冷やさない、
亜鉛を摂る、

鉄卵を入れて杜仲茶を飲む
ボーンブロススープを飲む
消化酵素を足して食事をしっかり食べる


わたしたちの身体は細胞の集合体です
細胞が元気にならないと
元気になれません


細胞を元気にする栄養素が不足していると、
様々な不調が出てきてしまいます

 

消化をフォローし、
胃腸に負担をかけない形でいかに食べ、
また、いかに人並みの量を食べれる身体にしていくか??

ここがかなり重要になります

 

エネルギー不足解消なしに、
元気になっていきません

コメント (2)
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