分子栄養学講師の気ままなブログ

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なぜだめ?朝寝坊。コルチゾールと朝寝坊の関係

2020年04月05日 | 身体・健康

前回はコルチゾール過剰とオールナイトについて、
わたしが分子栄養学的に勝手に結び付けて書いてきましたが
 
コルチゾールは自律神経のバランスにも深く関わっていることが想像できたと思います
 

 

”鶏と卵、一体どっちが先?みたいな話になりますが、()
コルチゾール過剰なったり、ホルモンバランスが乱れると自律神経のバランスも乱れるわけです
 

自律神経失調症、起立性調節障害という言葉を耳にすることは多いと思いますが、
朝起きられない、不登校、、などなどのキーワードとセットで耳にすることからも
自律神経のバランスと朝寝坊が関係していそうなことはなんとなく分かります🙌
 

朝起きられないから登校出来ないのか、

登校しないから起きないのか?

これまた鶏と卵論?🐓🥚

 

そして本日はコルチゾールと朝寝坊というタイトルです
 

コルチゾールと自律神経の乱れの繋がりに、
ここで朝寝坊も加わり、3つとも繋がってくるわけです
 
コルチゾールに関しては、
眠りに関係するメラトニンというホルモンと相関関係にあります


今日はその相関関係について
 
コルチゾールには日内変動というものがあり、
健康的な(理想的な)コルチゾールの量は1日を通して決まっています

 

 下手くそな図ですが(笑)イメージ的にはこんな感じです


明け方から上昇をはじめ、朝8時~10時で最大を迎え、その後徐々に下がっていくのが理想
 
コルチゾールはストレスに対抗する、

戦闘・闘争ホルモンでしたよね
 

太陽が昇り、さあ今日も一日サバイバルするぞ・頑張るぞ!!

と、気合を入れて日の出と共に放出されるのです
 


そして、夜は副交感神経優位のリラックスモードで、ゆっくりと眠りに入っていくために、
今度は安眠を誘うホルモンが放出される😪
 
そのホルモンこそが、メラトニンです


太陽が沈みはじめた夕方から徐々に上昇し、

夜中12時ころにかけてピークに…
 

太陽が昇り始めるころに上昇しはじめるコルチゾールと、低下するメラトニン

太陽が沈む頃に上昇しはじめるメラトニンと低下するコルチゾール
 

はい!!つまり。。

コルチゾールとメラトニンは反比例関係が理想🖐


太陽、太陽と連発しましたが

太陽の動きに関わっていることが分かります🌞🌞🌞



海外の検査会社では自分のコルチゾールの放出度合いを調べるために、
唾液コルチゾール検査という検査があるそうですので、
興味のある方は試してみるのも良いと思いますが、
 
なにせ金額は高いので、
心当たりのある人は自分の生活スタイルや症状と照らし合わせるだけでも

おおよそは推測出来ます

 
 
オールしても元気、寝なくても1日元気で過ごせる
そんなタイプはもしかすると1日を通してコルチゾールが過剰に出ている可能性がありますし
 


朝はめっきり弱く、朝寝坊が常
夕方から元気になり、夜更かしして朝寝坊の繰り返し…
そんなタイプはコルチゾールが過剰の時期を遥か昔に通り越し、
朝にコルチゾールを出す力を失ってしまって、コルチゾールが上昇しないタイプかも…
 


 
反比例に働くことが理想のコルチゾールとメラトニン


このサーカディアンリズムが狂ってしまった場合、
リズムを取り戻すために有効とされるひとつの方法が


太陽の光を浴びるということなんです🌞
 
コルチゾールとメラトニン、そして自律神経のバランスと、
それぞれに関係しあうそれらはひとつが狂うと負の連鎖のようにすべての歯車が狂い始めるわけですが
 

その関係性を利用して、

太陽の光を浴びることでサーカディアンリズムを取り戻し、

自律神経のバランス・ホルモンバランスをも整えていくアプローチが用いられることがあるのです
 


負の連鎖はひとつで始まるが、
ひとつの不の連鎖を断ち切ることが

正常なリズムの回復にも繋がるというわけですね
 
 


朝10時までに、太陽の光を浴びる
これが乱れてしまったコルチゾールとメラトニンのバランスを整えることにひとつ有効なのですが

 
朝寝坊をして、朝10時までの貴重なお天道様の恩恵を毎度逃してしまう人は、
逆をいえばこのサーカディアンリズムが狂い、

その他ホルモン・自律神経のバランスも狂いやすいと言えるのです

 

 
オールナイトなライフ(笑)が免疫にはあまりよろしくないということが
前回よりわかったわけですが
 
朝寝坊も自律神経のバランスやホルモンバランスの乱れを引き起こすということから、
オールナイト同様、朝寝坊もあまりよろしくないということが分かると思います
 
 


ちなみに、夕方から夜にかけて上昇するメラトニンですが、


年を取るとメラトニンの生成が減るため、

放出されるメラトニンも若い人に比べて少ないということが分かっているそうです👵👴
 
老人が朝早く目覚めてしまう、
眠れなくなるのは、
ある意味当然のことなのです
 

また、うつや不登校の人の大半は
例外なくしてこの負の連鎖のオンパレードを併発しているはずです

不の連鎖を断ち切るための近道は規則正しい生活習慣の介入とも言えます
 


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