”社会で自立して生きていくことは大変”だと分かっている人にしか分からないことがきっとある…
今日は子供の不登校問題についてわたしの思う事、⑤回目です
吉濱ツトムさんは、自身が重度のアスペルガーで、それが原因で学生時代にバイトを10回もクビになり、ニート暮らしの末に父親に勘当を言い渡され実家を追い出され、知人宅、ネットカフェで寝泊まり、野宿をして過ごしたこともあるとか…
ふつうに社会で働けないことで常に生活の不安、お金の不安があったと本の中でも語っています (詳しくはアルペルガーとして楽しく生きるを読んでね)
奥田先生は、義理の父親からひどい虐待を受け、次第に家出、万引きを繰り返し… 中学ではいじめにあい不登校に。その後恩師との出会いをきっかけに高校退学を思いとどまり必死で勉強に明け暮れる
週7日働き自分で学費を稼ぎ、一日の睡眠は2~4時間、それ以外の時間は必至で勉強、勉強、勉強の繰り替えし、そうして大学院まで卒業された方です (詳しくはマンガ奥田健次の出張カウンセリングの中の~奥田健次物語~を読んでね)
ちなみに本の中でも少し書かれていますが、奥田先生もご自身が発達障害のひとつであるトゥレット障害であることを告白しています(ビートたけしさん、石原慎太郎さんも同じトゥレットと言われています)
また、子供の頃に死ぬほど殴られて育ったせいか、人を恐れない学生で、大御所の名だたる先生方に学会で真っ向から反論を仕掛け、論戦してきた…と奥田先生は語っています
吉濱さんは親に家を追い出されなければ、今でもニートか犯罪者かホームレスだっただろう…と言っています
お2人とも自身の壮絶な過去を乗り越え、自分の人生をご自身の手で必死で切り開いてきた方です
そんな経験を乗り越えてきた人にしかわからないことがきっとあります
なにもわかっていない、なにも考えていない人が、「今は自由様子を見てにさせましょう」なんて、軽々しく言ってはいけないのです
少し前のわたしもその考えに賛同しただろうから…反省しております
社会で生きていくのは大変です
生きづらさ、障害を抱えた人であればその困難さはさらに大きなものになります
高校を卒業し、大っ嫌いだった”学校”というものからようやく解放されたと思っていたわたしは、社会に出てもわたしの心は何一つ変わらない…と気付き…
ただ学校の延長戦に社会(会社・職場)というところがあるだけだったのかと、絶望したものです
わたし自身、どうして仕事が続かないのか?どうしてただただ会社に居るだけなのに辛くなるのか?自分で自分のことが分からず、本当に訳が分かりませんでした
同じ職場に居続けることが出来なくて、何度も何度も転職を繰り返し、そんな自分が悲しくて悔しくて、どれだけ仕事帰りに一人で泣きながら帰ったことか分かりません
誰かに話せばただの甘えだと思われる…、きっと理解なんてされないことも分かっていました
人目をやたらと気にするわたしは、絶対にそんな風われる訳にはいかなかったんです(ここでもグレーゾーンアスぺルガー的な症状が顔を出しています笑)
子供の頃から、もっと早くに奥田先生や吉濱さんのような的確なアドバイスをくれる指導者の存在が近くに居れば、一人で必死に試行錯誤して戦わずに済んだかもしれません
わたしと同じように生きづらさで悩む人は大勢いると思います
そんな人たちは学校で、社会で、職場という環境で、生きづらさを抱えながらも必死で生きていると思います
そんな人にはわかると思うのですが、一度折れてしまったら、もう一度立つ勇気を持つことはなかなか大変です
折れてしまった方がその時は楽だから
時間がたてばたつほど回復には時間がかかるものです
だから、一刻も早い方が良いのです
子供ならなおさらです
そして、子供の場合は特に、その責任は親やその周りの大人たちということになるのでしょう
ニート、フリーター、引きこもりという言葉がよく騒がれるようになり、社会問題にまでなっていると思います
働かなくても食べていけるということが大きいとは言え、その糸の基を辿れば、そこには子供の不登校問題の延長線上にそれらがあるということは否めない
子供が自ら”学校に行く”という行為を楽しむことがまずは出来るように、周りが、大人が、早いうちから工夫していってあげること
子供のうちから成功体験を沢山沢山積ませて、その子の自尊心、自己固定感を沢山沢山高めていってあげること
社会で生きていけるように、その術を身につけさせてあげること
これって、とってもとっても大切なことなんだ…と、つくづく感じる今日この頃です
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