[シンガポール 12日 ロイター] - アジア時間12日午前の取引では、米原油先物が急落を続け、年初に付けた高値からの下げが20%に迫っている。
米原油先物CLc1は、0121GMT(日本時間午前10時21分)で、1バレル=31.17ドル。
取引データを見ると、米原油先物のショートポジションが過去最高水準に達しており、多くのトレーダーが一段安を見込んでいることを示している。
一方、各社のアナリストは、年初から続く原油安を受けて2016年の原油価格見通しを相次いで下方修正している。
バークレイズ、マッコーリー、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、スタンダード・チャータード銀行(スタンチャート)、ソシエテ・ジェネラルのアナリストは11日、16年の原油価格見通しを引き下げた。
バークレイズは、北海ブレント先物LCOc1と米原油先物について2016年の予想平均価格を1バレル当たり37ドルとし、前回の予想価格のそれぞれ60ドルと56ドルから引き下げたと発表した。
最も弱気な予想を示したのはスタンチャートで、原油価格は米ドルや株式市場など他のアセット価格の変動が引き起こした資金フローにほぼ完全に左右されていると指摘し、1バレル=10ドルまで下落する可能性があるとした。
以上、ロイター記事
アメリカにとって原油価格が下がっていることの影響は大きいようだ。
確か1バレル=40ドル以下になるとシェールオイルは競争できない状況でシェールオイル会社は倒産する事態になってしまうので、オイル関連会社の株が大幅にダウンという状況になりそうだ。
日本では、原油安は歓迎であり、日本企業、日本の消費者にとってはいい。
ただ、中国経済も落ちており、世界的に株下落という事態に陥ってしまいそうです。