非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

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理論良く分かりませーん!

Reverse Beacon Networkを活用した検証

2013-09-25 21:44:13 | DXCC/DX QSO
遅ればせながら昨日から数日間の夏休みを頂きました。

皆さんもご存知のRBN(Reverse Beacon Network)を使って、2本のエレメントの比較をしてみました。


今回はQSYの時間短縮のためATU(AH-4)を使用しました。

エレメントは次のふたつです。

① 全長2.5m(アルミパイプ) 水平設置  
② 全長6.5m(アルミテープで竹光化した釣竿) 垂直設置  ※ 建物との間隔は60cm程度

①、②とも接地はベランダに敷き詰めた銅板です。 純粋にエレメントだけを交換しての比較です。


参考までですが、検証時のHFコンディションはとても悪い状態でした。

当時のDXクラスタの要約は以下のとおりです。

9/25 2045JST  SFI=110  SSN=56  A=9  K=2

検証実施時刻は2024~2035(JST)で、上記のクラスタ時刻と10分ほど差異があります。申し訳ありません。

ちなみに上記時刻(2045JST)におけるDXクラスタにアップされていたのは以下の内容です。

VK8VF  50MHzビーコン
SV8/OK1MAM 21MHz
VK6OC 50MHz
W9UCW 3.8MHz
OH1MN 21MHz

このような状態で、コンディションがイマイチなのがお分かり頂けると思います。


①について各周波数でCQを出した後に、②についても同様に実施しました。

実施した周波数は、3.5、7、10、14、18、21の6つの周波数帯です。(モードはCW)


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①についての結果

3.5、7、14、18MHzについてはリバースなし。

10MHz
  N7TR(ネバダ州) 14dB
  BA7NQ(中国)    9dB
  KH6LC(ハワイ州) 19dB
21MHz
  ON5KQ(ベルギー) 6dB

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②についての結果

3.5、7MHzについてはリバースなし。

10MHz
  N7TR(ネバダ州) 14dB
  BA7NQ(中国)  13dB
  KH6LC(ハワイ州) 20dB
14MHz
  BA7NQ(中国) 4dB
18MHz
  SK3W(スウェーデン) 9dB
  OH2BBT(フィンランド) 12dB
  DL9GTB(ドイツ) 10dB
  DL1EMY(ドイツ) 7dB
21MHz
  OH2BBT(フィンランド) 15dB
  BA7NQ(中国) 10dB
  OH6BG(フィンランド) 7dB
  ON5KQ(ベルギー) 8dB
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興味深いのは10MHzは全て同じ局であり、それほど大差がないことでしょうか。

21MHzではON5KQから①、②ともリバースがありましたが、これもそれほど大きな差はありません。

ただ、やはり②の長いエレメントはたくさんの局からのリバースがありましたので、②の方が上かな? SNRの値は決して良い

とは言えないのですが、コンディションもかなり悪かったので、コンディションに助けられればもっと良い結果が出ると思いま

す。

それにしても①は短いのに大健闘です。①は夕刻は3.5や7MHzで国内モニター局から軒並み30dB以上(MAX37dB)をもら

えましたので十分使えると思います。今朝方もこのエレメントでヨーロッパ各国やメキシコと7、10、21MHzでQSOしています

ので、短い割には良い感触を受けていました。 (このエレメントは昼間用に目立たないように自作したものです)


そのうち、同一エレメントで垂直/水平の比較をしてみたいと思います。