非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

昼間用ベランダアンテナの飛び具合

2013-10-02 08:16:01 | ベランダアンテナ
目立たないように「昼間用」として作ったアンテナですが、とても目立つキャパシティーハットが付きました(^^;

昨日取得したデータは以下のとおりです。

まずは7~24MHzで試験送信して、RBNからの応答を待ちました。

Tamago

HFコンディションの関係もあってか近距離からのリバースが目立ちましたが、全般的にsnrが良い値を示しています。

中には40dB超えなども。

こちらからの出力は基本的には50Wですが、図の上の方のグリーンで囲った部分だけは0.5WのQRPです。

もちろんコンディションやスキマー局の設備やこことのパス等、色々な要素が絡み合ってきますが、それにしても0.5Wでも

snrが20dB前後というのは嬉しいですね。




次に今回作成した卵型ハットを付加した水平エレメントと、7m釣竿垂直エレメントを2回ほど7MHzで比較してみました。



まずは1回目の比較結果です。

Ant

図中、青枠で囲った部分が7m釣竿、黄枠が今回作成したものです。

確かに青枠の方がたくさんのビーコンからのリバースもあり、信号強度も強いことが分かりますが、短いエレメントもそれなりに

健闘しています。エレメントは3m前後のホイップでの40mバンドで、これだけ飛べば私なりには満足です。




数時間後、再度同じ内容で検証してみました。

青枠、黄枠の意味は同じです。

Ant2

※ 同一アンテナで周波数を変えて複数回送信したため、同一スキマー局が重複しています。ご了承願います。

結果的にはそれほど大差ないものと思います。

ちなみに短い方のアンテナで試験送信中にDX局数局からコールバックがあり、QSOに至りました(^^) VK、BV、N、HKで

す。




銅板接地の恩恵もあるかと思いますが、今回、卵型キャパシティーハットを付けてみて送受信とも能力が向上した気がします。

今日は休みですので午後から各バンドに出てみたいと思います。

明日から磁気嵐かも知れませんね・・・・・




キャパシティーハットの付加

2013-10-02 00:51:24 | キャパシティハット
評判の良い卵型キャパシティーハットを即席で作ってみました。

Imgp2006

写真では実感しにくいかもしれませんが、結構大きいです。

曲線の長さは60センチほどで、ハットの上端から下端までの直線部分は40センチになりました。

計算をして作ったわけではなく、エレメントの耐荷重は考慮して取り付け位置や大きさが決まった次第です。

アルミ製の針金を使用しましたので軽いのがいいです。短いとは言え、エレメントは約2.5mありますから、途中に重いものを

付けると精神衛生上宜しくないですよね。




製作上最も苦労したのは、エレメントへの取り付けです。1本約60センチの針金を4本用意するわけですが、それぞれの針金

の両端3センチを折り曲げて、その部分をエレメントに接触、インシュロックタイとテープ(ビニール&アルミ)で固定するという方

法をとりました。この部分をしっかり固定しないとキャパシティーハットがブラブラになります。(特に水平設置の場合は重力で)




それと当然ながら、エレメントと上手く接触させておかないと意味がありません。



現在、実験中にQSYしやすいようにSD-330には休んでもらってATUを使っています。

ATUの基本はやはり1/4λに近いエレメントを使うということですね。 現在は水平部のエレメントが2.5m、エレメントからAT

Uまでの給電線が1mですので、トータル3.5m。これは21MHz帯の1/4波長に近いです。

今回、同調周波数がどの程度下がるのかはまだ測定していませんが、21MHzよりも低くなっているのは間違いありませんね。

だから21MHzが悪くなるかなと思ったのですが、そんなこともありませんでした。わからないものですね。




とりあえずこの形態で3.5~50MHzまでATUで同調させることができます。

感覚的に実用になるのは3.5~24MHzでしょうか。(28とか50は同調はするのですが、とても静かですので、おそらく見かけ

上の同調がとれている感じです)




このハット、他の方も書かれていたとおり、我が家でも送受信とも良くなったと感じています。

ただ、昨日からプロトン現象が発現していて電子粒子がかなり多いようですので、ノイズが多かったりとにかくHFコンディション

がNGです。対ノイズ性能はもう少し様子を見てみたいと思います。




そうは言っても、とても良く聞こえます。

ハット設置後、21MHzを聞いたら3D2が強烈なパイルになっていましたが、これは一発で取ってもらえました。その後、すぐ横

にいたFO8ともそのままQSO。

次に7MHzにおりて国内局とQSOしましたが、7エリアから+30dBのレポートを頂きました。先方も20dBオーバーで来ていま

した。20mHフルサイズDPだそうです。先ほどは3.5MHzのCWでKH2ともQSO出来ましたので、短い割にはいい感じです。

やはり卵型ハットって凄いんだなと実感。




RBNを使って、7mの垂直釣竿と比較してみました。

アンテナの交換に1~2分程度かかるので、その間にどれだけコンディションが変化するか分かりませんし、特に今日は不安定

な状況でしたので何とも言えませんが、短いから使えないと嘆くほどの差は出ませんでした。

これについては次回ご紹介します。