前に嵐山~広沢池まで歩いた時に、嵐山から清凉寺にかけて山から離れたところを歩いていたので、今回は補足的に嵐山の山を歩いてみることにしました。
渡月橋を渡り、対岸の岩田山方向を見ると、山肌になにやら横線が多数。山腹崩壊をくいとめるための工事が施されているようです。
嵐山周辺の地図。何回も地図の上をなぞったため、傷んでいます。
思いがけず近くにイソシギがいました。
嵐山の山といえば小倉山ですが、とりあえずその手前の嵐山公園亀山地区に行きました。アセビが満開です。
嵐山公園の一番奥からは保津川が見えます。有名な旅館も見えています。
右側の山へ向かうことにしましたが、あとで考えるとこれが小倉山だったんですね。
嵐山公園が終わったあたりは、木が伐採されて明るくなっていました。ナラ枯れ対策でしょうか?
キタテハでしょうか。
ビロードツリアブもいました。春先にだけ現れるかわいい昆虫です。
途中はナラ枯れがひどい状態です。これはナラ枯れ対策に加えてシカのツノこすり対策もしています。
小倉山の山頂らしきところにつきました。するとどうしたことでしょう。今まで山道だったのに、ずいぶん立派な道が来ています。
そしてフェンスが張り巡らされた一画があります、中はアカマツ林です。
アカマツ林の再生をめざしているようです。下の写真はフェンスが途切れているところです。右側のフェンス外と比べると密生の度合いが違います。
しかし、舗装路は実に歩きにくい。
やがて、嵐山のドライブウエイに出ました。ウオーキングルートはまっすぐ前の雑木林の中に入り、保津川の落合まで行けるようですが、足元が登山用でなかったのでここで戻りました。
途中で見た見事なウラジロ群落。
途中京都市街を見下ろす素晴らしい展望台がありました。
さきほど、嵐山公園を抜けたところにあった伐採地ですが、ここもシカ対策と松林の育成が行われています。どうやら尾根筋でこうした景観修復が次々おこなわれているみたいです。
そこからも嵯峨野景色が眺められました。
小倉山は古生層でできているということですが、この岩は古生層のものでしょうか?
この波板の向こうは有名な庭園ですが、裏側を通る人間までおもてなししてくれないみたいです。
天竜寺境内でもアカマツ林再生の工事が行われています。
保津峡の舟運を開いたことで有名な角倉了以さんの銅像。
しかし、保津峡の開発に関わったのは角倉了以さんだけではないようです。道昌というお坊さんは保津川の井関を修復したり、舟運にもかかわったそうですもちろん、角倉さんよりもはるか昔の人です。
嵐山公園の案内図。
保津川のセグロセキレイ。
渡月橋から見た嵐山公園亀山地区(下の平たい丘陵)と小倉山。
桜開花もまもなくでした。