【写真】雪化粧の大山
月曜日というのに、物数が極めて少なく作業もサッサと終わり、
一時間早く退社しました。
お天気が良くてね、雪化粧の大山を眺めながら遠回りして帰りました。
お昼はササッと済ませて読書タイムです。
まりさんも読んだ千野隆司作「追跡」を読了しました。
物語の舞台はお江戸です。
【写真】千野隆司作「追跡」
何かで読んだ事だけどね。
人は最初に見たり聞いたりした事柄が強く心に残ってしまい、
次にそれを否定されても信じられないのだそうです。
ひな鳥のすり込みとおなじですね。
幼い頃に酔ったうえでの事故で父親を亡くした主人公。
事故なんだけど父の兄弟弟子が殺したと思い込んでいる。
その人は何くれとなく残された母子の面倒を見るのだけど、
それは父を殺した呵責のせいだと信じている。
そして幼い頃に見てしまった事柄にさらに縛られてしまい、
精進していたのに道を誤ってしまうのね。
まあその、大抵のドラマはそういうすれ違いから始まるのですけど。
読んでいて、主人公がどんどん深みにはまっていくので、
ハラハラドキドキしまくりましたわ。
大団円が好きなオカンには辛い結末……を覚悟したのですよ。
ん、
そうだよね、
これしかないよね、
という終わりかたでした。
わからないでしょ。
読んでみてね。
そしてハラハラしてね。
まりさん、ご紹介ありがとうございました👏