東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

電気が消えると

2017-01-28 23:27:54 | ノルウェー山暮らし fjellgård
ある朝
目が覚めて1階へ降りるとき
階段の途中の夜もつけっぱなしにしている小さな明かりが消えていたので
「あ、電球替えなきゃ」
とぼんやり思いつつバスルームへ入ったら
あれ?ここも球切れ?

そこでようやく
もしや停電?と思い当たりました

相方はまだ寝ていたので
薄暗いなか(8時半でもまだ薄暗い)薪ストーブをつけて
その上にミルクパンを乗せてお湯が沸くのを待つ間
念のため外に出てご近所さんを確認

5km先のいちばん近い集落が谷の反対側に見えます
うん、明かりナシ

少し北寄りにもうひとつの集落も見えます
真っ暗

どちらも5〜6世帯あって
夜の間はオレンジ色の明かりが灯っているのですが
1軒たりとも明かりが見られないので停電ほぼ確定

ただ
ときどきあるメンテナンスのための計画停電なのか
アクシデントなのかがわかりません

大雪や嵐のときは
気をつけて携帯をこまめに充電して停電に備えていますが
前夜は穏やかな天気だったから油断してた…

Wi-Fiが使えないからiPadは放っておくとして
唯一の連絡手段&インターネット利用手段のiPhone
充電60%切ってる

こんな時はネットは極力使わず
アナログに過ごして復旧を待つしかありません

しばらくして相方が目覚めたらしく
階上のベッドルームから物音が聞こえたので

「停電みたいだけど!」

と大声で呼ぶと

「知ってる!」

と返事が

え?なんで知ってるの?
ベッドルームから出ずに?

「枕元の電気つかなかったから!」

ちなみに
リビングの真上は板1枚隔ててベッドルームなので音が筒抜け
板の隙間から明かりも見えるくらい
もちろん通気性(?)も抜群
おかげでベッドルームには暖房器具がないにもかかわらず
寝る頃にはほんのり暖まっていてあまり寒くありません

それにしても
ふつう枕元の電気が1ヶ所つかないだけで
イコール停電だと思う?

結局
停電の原因はふもとで夜中に降った大雨で
木が折れたか流されたかして電線が途切れた模様
平日だったことも幸いしてお昼過ぎには復旧しました

電線はふもとの村から先
うちのご近所さんの集落群を含む少数世帯の家々まで
大自然の中をくぐり抜けて到達しています

どうして電力会社は電線が通っている周囲の木を切るとか
もっと整備しないわけ?
停電のたびに修理に出る費用、バカにならないんじゃないの?

とのわたしの素朴な疑問に対する相方の返事は

「停電のたびに修理する方が安いよ」

でした

電気技師の時給より
木を伐採するのに雇う人の時給の方が高いのだそう

へえ…



太陽、地平線(というか山の稜線)にだいぶ近づいてる!
あと一息



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