東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

分かれ道

2008-11-14 12:59:45 | 準備 preparation for moving
先日、古い友人と久しぶりに会いました
あれこれ話をしてお酒も入っていい気分になったころ
「人生の途中で脇に逸れる分かれ道があった場合どうするか」
という話になりました
どうしてそんな話になったかは覚えていませんが…

友人はアッサリと
「いったん細い分かれ道のほうに行ってみて
 もし行き止まりだったら戻ってもとの道を行けばいい」
と言い、その理由は
「行っておかないといつまでたってもその道のことが気になるから」

ほほう
人によって考え方って違うなー
簡単に戻れる、と思っているわけね
軽い気持ちで枝道に入ってやっぱりイヤになって
もとの場所まで戻ろうとしたら
がけ崩れでふさがれていて二度と戻れなかったりしたら
ちょっとしたパニックになるかもね

友人はもう妻子もある男性でしたので
そのたとえが恋愛に及んだ場合を想定しつつ
「わき道を選ぶなら二度と戻れない覚悟で行け」
と言ってみました

それに、わき道に行ってみたい理由が
「行かないと気になるから」だったら
逆にわき道を進むと本線が気になるのでは?とも思いました

何かを選んだら、選ばなかったほうの選択肢については
もうきれいさっぱり忘れることですね!

あとで「あちらにしておけばよかったかも…」などと
くだらないことで悩まないためには
選ぶにあたって自分に出来る限界まで考えて悩んで
それから決めるしかないと思います

そんな話をしていたら
映画「ビッグ・フィッシュ」を思い出しました
2人で旅をしている主人公(←ユアン・マクレガー)が
道の分岐点で
「ぼくはこっちを行ってみるからこの先でまた会おう」
と、先の見えない細い道を一人で行くことを選びます

連れが
「そんなことを言って俺から逃げるつもりだろう」
と怪しむと
「それじゃあこの荷物を預けておく」
とニッコリ笑ってたったひとつの荷物を連れに預けて
手ぶらで歩き出します

ここでは枝分かれした道は行き止まりであるはずはなく
分岐点まで戻るつもりも毛頭ない、ということでしょうか
やっぱりひとそれぞれだなあ

ちなみに枝道を進む主人公はその後
数々の災難に見舞われます
死にそうな目にも遭いますが
子供の頃、魔女の目に映る「自分の死に方」を見ていたために
危険が迫る度に
「僕の死に方はこうじゃないはずだ!」
と強く思うことでくぐり抜けます…

「ビッグ・フィッシュ」はなかなか素敵な映画で
個人的におススメです

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