東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

樺の薪の利点

2019-03-07 00:22:06 | ノルウェー山暮らし fjellgård
自宅の薪ストーブに使う薪は基本的に樺の木で作るのですが
それは単にうちの周りに樺の木がたくさん生えているからという理由だけではなく
樺で作った薪が最も品質が良いからです



火の着きが良くてよく燃えて
炭になった後も長持ちして
最後はきれいな灰になるまで燃え切ります

そして特筆すべきは
その皮が良質な着火剤になること



この外側の層



はがしやすそうな薪を見つけたら
ストーブにくべる前に手でベリベリとはがして



箱にためておいて毎朝火をつける時に使います



市販の着火剤を買う必要がないし
新聞紙などよりもずっと長く炎を保つのでとても便利

この樺の木の皮は
合成の防水シートがなかった時代に防水剤として屋根を葺く時の下地に使われたり
さらには有名なバイキングの一族ビルケバイネルネの名前の由来になったりと
昔から重宝されていたそうです



薪はお店やガソリンスタンドでも買えますが
(1袋千円以上と安くない値段)
品質の良いものは生産者から直接買うのが1番

相方も切手ディーラーの仕事を本格的に始める前は
薪を多めに作って知人などに売っていたらしく
今でもたまに「薪、ある?」と聞かれたりするのを見るにつけ

自宅で薪を作るのは大仕事だけれど
山で暮らすことの特権でもあるなーと思います


(山の中腹にある家、見えますかね…?)

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