eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

GPT方式採用の訳にたどり着く??

2011年01月19日 | eつれづれ
地絡事故のエクセル計算検証で何故コンデンサ型零相電圧検出装置(ZPD)で無くGPT方式を採用しなければ成らないのか...配電線系統の対地静電容量が多くなると検出出来なくなる。零相電圧が出ない事が数値にてわかる。

例1は自家用の高圧ケーブル等

例2は電力配電線系統と完全地絡時の地絡電流等

例3はコンデンサ型零相電圧検出装置(ZPD)の継電器入力計算

GPT方式入力の方向性地絡継電器

配電系統の様な架線、高圧ケーブルがあり対地静電容量が大きいものにはPASに使用しているコンデンサ型零相電圧検出装置(ZPD)方式は使えないことが理解出来る。
20数年前、勤務していた66kV、特高変電所の二次側3.3kVフィーダの地絡保護はGPT方式であった。7回線程度あり高圧ケーブルが結構長かった。今、漸く数値的に納得したがブログアクセスの技術者各位はどうですか。ここまで来るのにはB種接地抵抗値の算定根拠から始まり延々とかかりました。マァ技術レベルのNASAを露呈シテマスガ。
冬眠中もパソコンに向かい検証している土方電気ヤでした。





色々、整合性を考えてマス

2011年01月19日 | eつれづれ
☆自家用電気工作物の保安管理状態監視保全を確立
 △◯電気保安協会(凸凹理事長)は自家用電気設備管理の高度化・効率化に向けた共同研究を凸凹工業大学と進めている。研究では現在月次点検や年次点検など定期点検をベースに行っている自家用電気工作物の保安管理に、状態監視保全(CBM)を導入した場合も現状と同等以上の安全性を確保できることを証明。将来的には定期点検周期や機器改修機器の最適化による保全費用削減を目指すというもの。公益事業の一環として行われており研究内容は電気学会などで公開される。
 研究は、凸凹保安協から、凸凹工業大学工学部電気デジタルシステム工学科の凸凹准教授に委託する形で実施されている。凸凹保安協が保有する自家用電気設備の電圧・電流計測データ、絶縁監視装置警報データなどを凸凹准教授に提供。蓄積したデータから新しい法則を発見する「データマイニング技術」を適用して、CBMによる合理的な点検頻度設定などを検証する。同研究は今年度から2年間の予定で進められており現在は作業環境の整備とデータマイニングの実施によるCBMに有効な変数設定などを行っている。
来年度中には研究結果をまとめるとともに12年度以降のフィールド試験実施を目指した環境整備も行う。凸凹保安協が保有する膨大な事故・故障のデータを解析することで、より正確な設備信頼性評価や余寿命予測も可能となるなど顧客へのメリットも大きい。
 CBM(コンディション・ベースド・メンテナンス)は設備や機器の劣化が一定の基準に達した時点で補修・更新する管理手法。一定期間ごとに更新する時間基準型保全(TBM)に比べコストを抑制しながら設備信頼度を維持できるとされている。
コメント:
いままでの、やり方を変更してTBMをやめる...これって不景気で事業所も改修するお金も無し。報告書に毎回、書いても、なんら音沙汰無し。バカの1つ覚えの様に10Ω規定値より上がったので技術基準違反、云々...へたな点検より五感、六缶、ヘボ感、首相の様な、から缶、空き缶、スッカラカン...何もしない方が事故も起きない様だ。
これで空いた人員をドンドン新規受託の営業に振り向けるか...こちらはボランティア保安管理なのでドウデモ良いのだが。その内、保安管理制度そのもの無くなるのでは。
雪なので冬眠中、じっと待機状態です。こんな時キュービクル開けても事故起きるだけリスク管理に託けて何もしないのが一人親方、土方電気ヤ、自営の良いところか。