猛暑の日に停電が起きたら?「発生前提で備えを」家庭でできる対策は
厳しい暑さが各地で続く中、全国の企業や家庭を対象とした、政府の要請に基づく夏の節電期間が1日から始まった。
熱中症対策も踏まえた無理のない節電が求められる一方で、専門家は、停電が起こった場合の備えが大切だと訴える。
◇電力を自力で確保するには
埼玉県川口市では1日午前8時40分ごろ、停電が発生した。
東京電力パワーグリッドによると、約50分にわたり、芝園町の約2740戸に影響があった。
原因は調査中だという。町内にある障害者支援事業所の女性スタッフは、「冷房が使えず不安になったが、復旧して一安心した」と話した。
停電が発生すれば、冷房や冷蔵庫が使えなくなる。
防災に関する啓発活動に取り組む「ソナエルワークス」の代表で防災アドバイザーの高荷(たかに)智也さん(39)は、「猛暑の中でも停電が発生するかもしれないことを念頭に、日ごろから備えておくことが重要だ」と話す。
あらかじめ停電時に使える電力を自力で確保しておくことと、電力を消費して達成したい事柄を他の手段で代替することが考えられるという。
まず、停電時に使える電力として、準備しやすいのは家庭用蓄電池だ。
高荷さんによると、家庭用蓄電池は、小型では半日ほど扇風機を回すことができて、大型のものは数時間、冷房も動かせるという。
高荷さんは「医療器具が必要な寝たきりの人がいたり、熱に弱いペットを飼育したりしている家庭では、いざという時に蓄電池が役立つ」と話す。
ガソリンで動く発電機やソーラーパネルで電力を確保することも考えられるという。
電力を消費せずに熱中症対策を進めるにはどうすればよいか。
高荷さんは、あらかじめ冷凍庫に保冷剤やペットボトルの水を隙間(すきま)がないぐらい詰めて凍らせておくことを勧める。
首や脇の下に保冷剤などを当てれば、体に熱がこもるのを防げるからだ。
保冷剤などが冷凍庫に詰まった状態で、扉の開け閉めを極力減らせば、食材の傷みを半日ほど遅らせることもできる。
水を含ませたタオルを首筋にまいたり、うちわを使ったりしても暑さは和らぐ。
マンションなどでは停電による断水もあり得るので、飲料水やスポーツドリンクの備蓄も大切だという。
高荷さんは「停電が起きるかどうかではなく、起きることを前提に備えることが大切だ」と強調している。
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最初にバッテリーバンクでは無いだろう...エンジン発電機が手軽で起動も簡単だ。
後はドラムコード3本は必要...もっとも家庭エアコンの電源は100V仕様だと直ぐ使えるが200Vでは使えない。
使えそうな家電はドラムコンセントに差し込む程度、扇風機で復電まで我慢するしか無い。
発電機も16A.25Aは必要だが常に携行缶にガソリンは満タンにしておく。大方の事業所などは考えてもショウガナイ現実。