eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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机上で高圧CVケーブルのパンク...地絡事故を再現してノーガキを語って見る。

2022年09月04日 | eつれづれ

画像では見えないが印加電圧で火花がパチパチ、徐々に絶縁CV架橋ポリエチレンが溶け出してくる。

 

これ以上、電圧を上げるとパチパチのレベルでは無くなりボーと燃え出す。

GΩ指示計は変動しているのでアテにはならないが、漏れ電流で電圧が上昇しなくなる。

漏洩電流グラフ...見にくいので上下左右、逆にしてみる。

漏洩電流は徐々に大きくなる事が判る。

 

印加電圧グラフ...見にくいので上下左右逆に見る。アースに対して-電圧となっているので。

0Vから徐々にDC電圧が上昇している事が判る。上限当たりから火花が飛び始めて溶ける臭いも発生する。

交流電圧試験器でも印加してみる。整定0.5mAでも、3kV手前で程なく自動STOPする。

実際の地絡事故は一旦、絶縁破壊して漏れ出すと急激に電流が増加して零相変流器(ZCT)検知Io=0.2A整定

オーバーとなり継電器動作する事が容易に理解出来る。

低圧漏電でも特に家畜舎はエサが豊富なのでネズミが電線囓る、これは漏電検知もせずチリチリとエサの湿気を介して燃えてくる。

鼠等の殺鼠剤を使っていても、鼠算と言う様に数で来る。畜舎の電気火災が多い。

以前のティーカップブログにもUPしたかのか忘れた。検索するにも文字列が何か不明!。