リアクトル使用の交流耐圧試験例で充電電流235mAをリアクトル電流206mAで相殺。
結果、235mA-206mA=29mA。トランス電流33mAなので結果的に一次コンセント電流の負担は大幅に低減された。
同じことを低圧100VでC<Lで計算で相殺を確認してみる。
電圧 102.7V
周波数 50Hz
コンデンサ容量計算値(実測電流より) 3.83μF
リアクトル計算値(実測電流より) 3.46H
① コンデンサのリアクタンスXcは次のように計算できる。
Xc = 1 / (2πF×3.83)
Xc = 1 / (2×3.14 × 50 × 3.83 × 10^-6)
=1/0.001202=831Ω
② コイルのリアクタンスXlは次のように計算できる。
Xl = 2πF×3.46
Xl = 2×3.14 × 50 × 3.46
= 1086Ω
コンデンサとコイルの並列接続の場合、個々の電流はコンデンサの電流とコイルの電流の和(相殺は差)となる。
a.コンデンサの電流Icは次のように計算できる。
Ic = Vc / Xc
=102.7/831=0.123=123mA
b.コイルの電流llは次のように計算できる。
Il = Vl / Xl
=102.7/1086=0.0945=94.5mA
そして、Io=合成電流(相殺)Iは次のように計算できる。:
例②エクセルの電圧、インピーダンスZより
Io=102.7V/3542Ω=0.029=29mA
※ もしくはIc、Ilの差電流より
Io=123mA-94.5mA
=29mA
同じ条件でChatGPTに回答してもらったが...トホホ...どこで間違ってしまったのか。
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執筆のページも多く段々ワケ判らなくなって来たがL.C、Io=合成電流、位相角θの計算と検証が残っている。