eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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零相電圧の電圧入力方式と電流入力方式の違いは...特徴が判る...。

2023年12月12日 | eつれづれ

方向性地絡継電器(DGR)の電流入力方式で設定5%、0.26 A流して方向性の動作範囲を検証してみる。

この時に流れる動作電流は8.7mA...同じ条件でPAS等の電圧入力方式の零相電圧検出器(ZPD)の方向性地絡継電器(DGR)に入る動作電圧は一般的に60mVと言われている。

これは1/7mV程度の感度で、動作する特徴を持っている。

結果、的にメーカーのPRポイントである線路静電容量が少ない回線(高圧ケーブル等少なく架空配電線のみ)に地絡事故の対応が出来るうたい文句となる...他にもあるが。

現実は、電流方式は余り見られない...。

但し、分岐回線多い受電設備には零相変流器(ZCT)は並列に送り、送り配線、電流方式は回線毎に必要、抑制電流用の変流器(CT)を追加する事になる。

接地コンデンサと分岐回線だけ追加していく抑制電流用変流器(CT)。

変流器(CT)を貫通させてアースに落としている。試験用黄色線を全部の変流器(CT)に貫通しているが判る。この入力と零相変流器(ZCT)入力のANDと位相特性で方向性地絡継電器(DGR)は動作する事になる。

検証テーマはキリが無くある...。

 

 


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