日本AEパワーシステムズは、変圧器、開閉装置など電力インフラ関連設備の設計から製造までを手がけている。
会社設立は2001年、日立製作所、富士電機、明電舎の送変電、受変電、配電分野の事業提携により誕生した。
会社としては若いが、母体である各会社が1世紀にわたって培った技術を継承し、それぞれの強みと特長を結集し、ビジネスを展開している。
同社は、柱上変圧器を除く全ての変圧器を手がけるレパートリーの広さを特長としている。また事業展開先は国内のみならず、中近東、中国、アジア、北米、アフリカなどグローバル規模であり、世界の電力インフラの安定稼働に貢献している。
技術においては電圧100万ボルトクラスの変圧器、開閉装置を手がけ世界トップクラスを誇り、近年においては世界で初めて変圧器用絶縁油として鉱油の代わりに植物油(パームヤシ油)を用いた変圧器を製品化するなど環境配慮型ものづくりにも力を入れている。

変圧器66kV.7500kVA*2台のコンパクトな特高変電所。

変圧器銘板で一次定格電流65.6A(66kV)、二次定格電流656A(6kV)とある。
右側に断路器(DS)と遮断器が並んである。以前のストラクチャー変電所と比べて1/3程度の面積で設置出来る感じだ。

針金電気ヤがその昔、勤務していた66kV.7500kVAの特高変電所だが手前にラインスイッチ(断路器(DS))が見える。
定期点検等で主遮断器(日立のバカでかい筒状の碍子形遮断器-CCB)を操作(圧縮空気)ドドーンと、それからラインスイッチ操作で開路時にバリバリ音で本物の電気や的な感覚だった。
以前あった新潟地震時は66kVの電圧変動が半分程度となり又、繰り返し激しく10台程度あった3.3kV高圧電動機がグォーン異状音の繰り返しコリャー駄目ダーとCCBを遮断した。

LSラインスイッチ72kV.800A。LA避雷器84kV.10kA。

電力MOFとGPT接地変圧器66000V.200VA*3、変圧器二次側にも有り。

制弧形油入遮断器CCB.72kV.800A.2500MVAと変流器100/5A.40VA*3。

主変圧器三相66000/3300V.7500kVA.65.6A/1310A。二次側の油入遮断器7.2kV.1200A.250MVA。屋外形で当時囲いも無かった事もありネコがOCB碍子に入り短絡してドカーンと碍子バラバラ停電となる。
何れも1974年の新設間もない時期に撮影、既に43年経過したが、かなり前に変電所は無くなった。

66kV特高受電盤と3.3kVフィーダのデスク盤。

今の特高変電所の現場操作はフィーダ列盤の中にあり通信回線でデータを事務所に送りパソコン画面で遠方操作、各種指示、電力管理も全て管理出来る...デスク盤など不用。高圧キュービクルの延長であり隔世の感がある...昔、勤務していた当時とはまるで時代は変わった。
新旧の変電所と言う事でブログにUP、参考になったかどうか??。