以前記述した定年性依存症のその3です。
まず以前の記述。
定年性依存症 part2
http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/ee78a9b7a9dc2e8dc032e3848721314b
※医学的に正確な知識に基づいているわけではありません。
正確な判断は最寄りの医師の方までお問い合わせください。
仕事中毒で暮らしてきた方の
定年後の酒量もしくは買い物への依存、共依存は非常に顕著になります。
よく言われる「濡れ落ち葉」というのもそのひとつです。
仕事中毒であったご主人が
依存する先がなくなるため、
奥様に依存してしまい
どこに行ってもついてくるというもの。
依存する先が見つからず、
依存しやすい奥様への共依存に走ってしまうものです。
アメリカの禁酒法
http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/20462ac1d94f78d56902aff3123bc10a
完全に仕事を辞めず、
何らかの形で仕事に関わっている方は、
職場への共依存が激しくなる場合があります。
過去にあった
人間の裏の話や暗闘、
人の噂話などにしか興味がなくなります。
また、用もなく色々なところに
話し掛けたり電話をするようになるなど、
問題行動に及びます。
また、衝動性が強くなっており、
理性が乏しくなっていることから
本来秘密にしなければならないことも
話し始めるという事にも及びます。
話題の内容は楽しい話ではなく、
ダーティーな話が中心となります。
ここで楽しい話に目が向かないのは、
依存症特有の空虚感から
ネガティブな話にのみ目が向くことが理解できます。
依存する仕事が終わると、
そのほかの依存対象(酒・ギャンブル、etc..)に走ることとなります。
さて、昨今中高年に薬物依存が広まりつつあります。
依存する対象を求めて薬物依存に走る構造が想像されます。
依存 - 仕事中毒 etc.
http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/768327c3d7055c611ebb40d7bd6adb56
この定年性依存症から見るとおり、
旧来の日本型の依存症を生む仕事の進め方(滅私奉公を推奨するもの)、
その結果としての犠牲者の末路が
上に記した職場への共依存や
アルコール、ギャンブルetc.となります。
家庭を犠牲とし、
自分の人生をも犠牲とし、
生きていらっしゃる方が多くいらっしゃいます。
そんな方を見ている若い方にとって
そうならないようにするように
希望が持てる社会に作り上げていく必要がありそうです。