二〇二四年二月二十九日(木)。
早朝(午前五時)。ピュリナワン(子猫用)その他の混合適量。
朝食(午前八時)。ピュリナワン(子猫用)その他の混合適量。
昼食(午後一時)。ピュリナワン(子猫用)その他の混合適量。
夕食(午後六時)。ピュリナワン(子猫用)その他の混合適量。
今日も訪問看護、訪問診療と続きタマも比較的おとなしい。
母の呼吸は喘鳴が混じり呼吸が苦しそうだったが、午後に一度訪問看護師が、その後にもう二度、とまどうところをもあったがともかく長男が吸引器具で痰の吸引にあたる。ぜいぜい鳴っていた喘鳴はかなり取れて母の呼吸はいくぶん楽になったようだ。
痰が取れると今度は若干だが言葉をしゃべれるようになった。「背中が痛い」とか主に「関節痛」を訴える。再度痰がからんで嚥下困難になる前にナルラピドを適量投与。
午後九時三十分。ベッドで比較的おだやかな表情で横になっている。今日一日は持つかもしれない。
一連の作業を終えるとケージを開けてタマを隣室のリビングへ出してやる。
黒猫繋がりの楽曲はノン・ジャンルな世界へ。カウボーイ・サッドネス。インディーズ系ロック・バンドがアンビエントをやるというのは取り立てて珍しくない。小学校五、六年生だった一九七〇年代終わり頃はアルバムの中に一曲くらい入っているのがごく当たり前だった。YMOが世界的に注目され日本へ逆輸入されて始めて日本人が衝撃を受けるその少し前、JAPANなんかはもうやっていた。JAPANのデイヴィッド・シルビアンと坂本龍一との付き合いはその頃から坂本の死までずっと続いた。カウボーイ・サッドネスの新譜を聴くともう四十五年以上を経たのかというノスタルジーにも似た気持ちが湧いてこなくもない。アンビエントをロック・バンドが当たり前にこなして見せるのに半世紀ほどもかかったというより、こういうアンビエントもありだろうとごく普通に考えているふしが感じられて微笑ましい。