阿部ブログ

日々思うこと

韓国が対日軍事装備の調達を加速 ~韓国は敵国。敵の敵は見方、北朝鮮との国交正常化を図ること~

2013年10月21日 | 雑感
韓国空軍のF-Xフェイズ3で、一旦は、ボーイングのF-15SE決まった選定結果が覆っている事は、既に報道されている通り。
韓国空軍は、日本と同じF-35の調達を希望しており、退役空軍将官らが、次期戦闘機計画が間違った方向へと進んでおり、当初の狙いから外れている、と発言している事も報道されている通り。韓国国防省のスポークスマンも「韓国が第五世代機を必要とし、北朝鮮の増大する脅威に対処する必要性は国民の総意」と発言しており、この脅威に対処出来るのはF-35しかないと言うことらしい。しかし、北朝鮮を潰すのにF35は役に立たない。既存のF15部隊で十分だ。
しかし、今回、韓国がF15SE調達を破棄した事で、サウジアラビア向けF15SA×84機で、全てのF15の生産を完了し、最後のF15生産ラインが停止する事とになる。ボーイングは最終機のF15の引き渡しを2019年に行う予定だ。
しかし、上記の状況ながら、韓国空軍自体は、F-15SEの調達に賛成していた。調達委員会の半分を占める民間委員が反対した為に、今回決定を取り消したのであるが、ボーイングには気の毒な事だ。仮に今回のF-X調達が流れる事になると、次回の調達は5年後以降で、そうなると既存のF4などは実質的に飛行出来く、実戦に回せる空軍力に不足感を感ずるようになる。まあ、どうせ韓国の事だし関係ない。もし改めてF35の調達を決定するならば、韓国は我が国の敵であり、経済的に締め上げる機会の到来を座視しない。

さて、韓国は、F-X以外でも、対日軍事装備の調達に余念がない。韓国のDAPA(Defense Acquisition Program Administration) は、空中給油機×4 機を総額9億5000万ドルで調達する予定で、早ければ2014年内に機種を決定し、2017年から2019年に実戦配備する計画を立てている。来年度2014年度予算では、69億ウォンの予算を計上し、機種選定の評価実施の第1フェーズを実施する。現在の候補はエアバスのA330とボーイングのKC-46。空軍の現役機であるF-15K、KF-16は、竹島上空では30分程度の滞空時間しかなく、攻撃、防衛任務共に行えない状況だが、空中給油機があれば、当然の事ながら戦闘領域は拡大する。

また韓国海軍においては、一度諦めたイージス艦の調達を行う。これは昨年、統合参謀本部に対し、海上自衛隊と同じ隻数のイージス艦の配備が必要との事で、イージス艦×3隻の新規調達を要望している。表面上は、対北朝鮮の対応としているが、これも主目的は、対日戦を想定した調達で、当該イージス艦は、2020年から2025年にかけて建造する計画。また、重兵装でトップヘビーのイージス艦を建造するのだろう。また、現役のイージス艦「世宗大王級駆逐艦」についてもSM-3を搭載計画で、米国が調達に応じるか興味深くその対応を見たいと思っている。

さて、近い将来の対日戦に勝利するために韓国は上記の如く軍事力の向上整備に努めているが、我が国としては、北朝鮮との国交正常化を早期に実現させ、経済援助と日本海における資源・エネルギー開発を共同で行うなど経済連携を密に行う事で韓国を牽制する事が欠かせない。その為には、民間外交が必要であり、特に必要であれば軽水炉の輸出を持ちかけても良いだろうし、電力網を100Vから200Vに昇圧してリニューアルするプロジェクトなどを無償で行うべき。それと軍事的には、北朝鮮のサイバー戦部隊は魅力的なリソースだ。2012年だけでも韓国に対するサイバー攻撃は、6392件に達しており、その被害総額は8600億ウォンに達する規模(韓国国防省サイバー戦司令部)。日本も北朝鮮のサイバー攻撃部隊と連携を図り、かつ北朝鮮経由イスラエルのサイバー戦闘ノウハウの吸収などで戦力向上を図りつつ、対韓国向けサイバー攻撃の準備を行うべきだ。韓国などソウルを潰せば当分国家機能停止状態に陥る。(まあ日本も同じか)
因みに北朝鮮のサイバー部隊の規模は、3000名とも言われ、対する韓国は400名のITセキュリティに毛が生えた専門家を擁するだけ。

最後に、朝鮮半島は二分したままの状態を維持するべき。
朝鮮半島の統一は、中国もロシアも日本も望んでいない。38度線での分割とは中々良いアイディアだと、つくづく思う今日この頃。