阿部ブログ

日々思うこと

太陽巨大フレア発生 ~磁気嵐に注意~

2014年12月20日 | 雑感
2014年12月20日、太陽でX級フレアが00:28~00:55に発生。現在、地球に強烈な磁気嵐が発生、明日12月22日まで続くと予測されている。

12月17日00:57 12月17日01:10 12月17日01:20 2242(S25E10) M1.5
12月17日01:41 12月17日01:50 12月17日01:57 2241(S11E33) M1.1
12月17日04:25 12月17日04:51 12月17日05:20 2242(S20E09) M8.7
12月17日18:54 12月17日19:01 12月17日19:20 2241(S10E24) M1.4
12月18日21:41 12月18日21:58 12月18日22:25 2241(S11E15) M6.9
12月19日09:31 12月19日09:44 12月19日09:54 2242(S19W27) M1.3
12月19日22:26 12月19日22:30 12月19日22:33 2242(S16W28) C3.2
12月20日00:11 12月20日00:28 12月20日00:55 2242(S18W29) X1.8 ↑巨大フレア

2012年7月23日にも太陽で巨大フレアが発生し、超強大な太陽風が放出された。地球の公転軌道上を秒速約3000kmで駆抜けたが地球への直撃は避けることができた。これで被害は最小限だっただ。もし地球を直撃していれば全世界が被る経済的損失は2兆ドルにも及び、現代文明を18世紀に後退させるほど威力があるものだったとNASAが発表している。この巨大フレアは、過去150年間で最強だった。因みに太陽風とは、太陽フレアが発生した際に放出される高速度荷電微粒子流のこと。主に陽子と電子から成るが、同時に放出される電磁波や様々な粒子などが、軌道上にある人工衛星などに被害をもたらす。もし地球を直撃した場合、発電所や送配電網、通信システム、位置測位システムや金融決済システムなどの情報システムが被害を受け機能停止に陥ると想定されている。

因みに過去最大の太陽フレア&太陽風は、1859年に発生した「キャリントン・イベント」。この巨大フレアの影響でカナダで磁気嵐を誘発して、ケベック州いったいの発電所で火災が起き、初期の電報システムも機能不全となった。気になるのは人間や生物には、マグネタイトという微量な磁石を生体内に有しているため、感情や行動パターンに影響を及ぼす可能性があると言う点だ。