阿部ブログ

日々思うこと

平成25年は伊勢神宮と出雲大社の遷宮の年

2013年01月01日 | 日記
新年が明け平成25年となつた。奇しくも今年は伊勢神宮式年遷宮と出雲大社の大遷宮が重なる重要な年。
特に伊勢神宮の遷宮の儀は、今上陛下が直々にご神体の遷御される日時をお決めになる重秘、重儀の極めて重要な儀式が執り行われる重要な年である。

出雲大社は、考古学調査により古代においては高さ十六丈(約48メートル)、大社本殿は高さ八丈(24メートル)という巨大な神殿であり、現在は出雲国造家(いづもこくそうけ)である千家家が大遷宮を取り仕切る。
出雲国造家は、天照大御神の第二子である天穂日命(あめのほひのみこと)から代々続く由緒ある家系で主催神たる大国主命にお使えしている。

出雲国造家は、天皇家と同様に南北朝時代に二家に分かれている。現在まで大宮司を務める千家家と北島家の二家である。しかし、明治維新の時に新政府の政策で少宮司と言う役職を北島家が拒んだ為、現在は千家家が大宮司を務めている。この出来事は、幕末期における天皇家の変断とも同調する枢機は歴史的な出来事と言える。

さて伊勢神宮の式年遷宮においては、今上天皇の第一皇女である黒田清子が、陛下の姉である池田厚子に変わり臨時神宮祭主として11月23日に執り行われた新嘗祭において祭主を務めた。前述の天皇家の変断はさておき、これはとても良い事だ。サーヤこと黒田清子は、見るからに倭姫の再来であり、慶賀すべき事と存ずる。
是非、伊勢神宮に参拝される事があれば「倭姫宮」へのご参拝をお願いする。

今年といい来年といい正念場の年、覚悟の年である。褌を引き締めて諸事に取りかかろうではないか。

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