今回は芦ノ牧温泉の近くにある”彦いち”です。
国道118号線を会津若松市方面から芦ノ牧温泉方面へ走って行き、
会津鉄道の芦ノ牧温泉駅のあたりを過ぎたころに左側に大戸小学校入り口
が見えてきます。
その小学校入り口からさらに200mくらい進むと右手に見えてきます。
ここの大将は元サラリーマンだそうです。
退職後そば屋さんを開業したみたいです。
そば好きがそば屋さんになった、というパターンですね。
いいですね、好きなことを仕事に出来るんですから。
お店は自宅の一部をお店に改装したみたいです。
ですから、山都町のお店のようにまるっきり民家という感じはしません。
メニューは、そばに関しては4種類くらいですね。
では”天もりそば”を注文です。
そばが来るまでメニューを見ていると、どうやら下郷町の猿楽台のそば
を使っているみたいです。
それを石臼で挽いて、二八にしているようですね。
そばが来ました。
おっ、つゆが二つあります。
色から想像するに、かつおつゆ、高遠つゆでしょう。
そばは下郷町の地粉だそうで、流行の「あいづのかおり」ではないそうです。
初め、「えっ、二八なの?」と思いました。
やっぱりそばは十割でしょう、と思い込んでましたから。
でも、すごくうまいんですよ。
ほんのちょっと違う香りがするくらいで、全然変わりません。
いやぁ、今まで失礼いたしました。
かつおつゆもけっこういい感じだったのですが、残念なのが高遠つゆ
がぬるかった。
ぬるいとちょっと臭みと言うか、青臭さがでるんですよね。
少し冷やしてほしかったです。
天ぷらは抹茶塩で食べます。
いやー、アスパラの天ぷらウマー!
これ冷めると、味は半分以下ですよたぶん、やっぱり揚げたてですね。
えびはもっさりでしたが、会津の山奥ではしかたないでしょう。
そばを運んで来た大将に、
「そばにこだわっている店は十割が多いのですが、あえて二八にこだわる
理由はなんですか」
と聞いたら、
「石臼の粗挽きだと、十割だとつながらないんだよねぇ」
との回答。
あらら、とてつもなく失礼な質問をしてしまったのだろうか・・・
最後にお勧め度合いは、
地元に近い方は、間違いなくお勧めです。
地元ではかなりうまいそば屋さんだと思います。
会津若松市中心部や、喜多方市方面の方は、
うーん、ここまで来なくても、もっと近い所にも・・・って感じです。