ゼクスクルジフシリーズのキュイール・ド・ルシーです。
ルシーとはロシアのことです。
初代調香師のエルネスト・ボーがふるさとをイメージ
した香りだそうな。
なにせロシアに行ったことがないもんで(笑)、どこがロシア
なのか、わかりません。
女性用ではめずらしいレザー(革)ノートです。
これも、実際に発売されていました。
1927年発売です。
オフィシャルサイトでは、たばこ、革の香りとか
書いてありますが、私はそんな感じは受けませんでした。
じゃあ、どんな香り?と聞かれると
「うーん、まあ悪くない香り」
と言うしかない。
欠点はないのだが、生き残るための個性もない、と
いう感じなのだ。
すべてにおいて平均点。
だから、消えたのかな。
実用的というよりは、コレクターズアイテム。
あえて、クラシックな香りを、というなら話は別だが・・・
今風のビビッドな香りを想像すると、当てが外れる。
シャネルの大ヒットパターン、甘く優しくこもった香りがベース。
このパターンのおかげで、かなりの時代を乗り切った。
王道、いや黄金のパターン。
これがベースになっているために、大ハズレはしない。
ただ、今ではちょっと時代遅れの感は否めない。