あべちゃんの写楽生活

撮ることが楽しいのか、楽しいから撮るのか

磐越西線沿線の風景 番外編

2019年08月12日 01時00分00秒 | 写真

  

上野駅(写真は東京駅)

  

上野駅は、昔の東北人にとっては

「The東京」なのである。

理由は簡単。東北本線、常磐線の

始発駅であり、東北新幹線が東京駅まで

つながる前までは、ここが始発だった。

大昔の歌に「ああ、上野駅」というのがあるが、

けっこう最近まで東京の玄関口だったんだよ。

東北新幹線が東京駅まで開通した後でも、

私は上野駅で降りていた。

理由は、上野の森に博物館、美術館が集中

していたからだ。

もっと時間があれば、動物園にも行ける。

今から50年以上前、東京に住む母の友人から

遊びに来い、と言われて行った場所で、

記憶にあるのが、羽田空港、赤に白い線の

地下鉄(銀座線?)、上野動物園のモノレールだ。

東京に行くのだから、と買ってもらった白い

コートをチョコレートでベチャベチャにして

怒られた。

  

ちなみに、国立西洋美術館の「ロダンの考える人」

の像は本物である。

ロダン博物館にも同じ物があるがなぜ?と思う

かもしれないが、オリジナルから型を取り、

ロダン本人が複数制作したので、どちらも本物

なのである。

浮世絵も版画(リトグラフ)なので、どれも本物

だよね。

しかし、最初の版木がすり減っていないものと、

後期の物では、値段が全然違うらしい。

版木があるといくらでも作れるから、価値が

上がらない。

従って、初めから決められた数だけ刷って、

あとは版木を壊してしまう人もいる。

サインと一緒に、エディションナンバー

(1/300)とか記入されているのは、このためである。

東北新幹線が上野まで開通するまでは、大宮で

「新幹線リレー号」というのに乗り換えた。

大宮駅に降りたのは、それが初めてだった。

新幹線を利用している人(大宮下車以外)すべて

の人が利用するので、全員乗れるだけのキャパは

あるのだが、なぜかみんな走っていたね。

  

現在でも不満なのが、東京-大宮間は東北新幹線

は「本気を出していない」のである。

新幹線からしたら「徐行」してるのである。

騒音問題とかで、そうなっているらしい。

せっかく、白河あたりで、日本の鉄道営業速度の

最高を出しているのに、プラマイゼロのような

感じだ。

  

友人と車で東京に遊びに行ったときも、浦和で

車を駐車場に入れて、そこから京浜東北線で

上野に降りた。

「俺、首都高、運転する自信ねえ」と言われた

からである。立場が逆でも、そう思ったろう。

蕨を「わらび」と読むんだ、と初めて知った。

路線図をジロジロ見ると、田舎者がバレるので(笑)、

さっと見て、「次は赤羽だな。まだだ」と思う

わけよ。

早く着きすぎて、上野公園で時間を潰したが、

公衆電話ボックスの中の、分厚い東京のタウン

ページが「上」「中」「下」と3冊に分かれて

おり、「東京ってすげえな」と思った。

食事は大体、聚楽か上野駅の公園口2階にある

日本食堂。ロゴマークが新幹線0系なんだよね。

味はまあまあなんだが、米所の人間からしたら、

米がねえ・・・イマイチ。

  

原宿にいった時、竹下通り入口にあった、

アッシュビルの2階にあった喫茶店で、クレープ

なるものを初めて食った。

そのときは、「ふーん、なるほどね」くらいに

しか感じなかったよ。

  

JR神田駅から神保町まで歩いた。

どうせ、たいしたことないだろ、と思っていたが、

けっこう距離があった。

あのころは、古書店街からスキー用品街に変わる

ころだった。

カレー屋なんて、ほとんどなかったよ。

書泉グランデを見たときは、「ビル全部、本屋

かよ」とびっくりしたものだ。

  

雑誌とかで紹介されている所に行こう、ということ

でアマンド(喫茶店)に入るためだけに六本木に

行った。

今思えば、六本木というのは場所であり、そこに

行っても、何かが始まるわけではない。

ただの、交差点である。

三越本店に行くだけのために、日本橋に行った。

今は少なくなった、エレベーターガールが

手で年代物の扉を閉めていたよ。

今なら、ライオンの像の前で自撮りとか

するんだろうな。

近頃行った、銀座4丁目にある三越銀座店は

大きかったね。有名な和光(時計台)の向かいだよ。

免税フロアーがあり、日本にある日本の店なのに、

日本人が入れないのだ。

東京無線のタクシーに乗ると「東京に来たな」

と実感するね(笑)。

今は、自動で領収書が出るのな。

会社の経費で落とす人が多いからなんだろうな。

和光の隣が、しばらく地価日本一をキープ

していた、山野楽器だ。

そのまた隣が、たしかミキモト真珠。

なにせ、三越の喫煙室から外を眺めていた

からねえ。