メーカー製のPCを使っている方には、直接
関係ないが、PCを自作している人にとって
は、けっこう面倒な問題である。
なぜなら、PCを自作するぐらいの人は、
パーツのアップグレードも頻繁に行うから
である。
一度に、メモリー増設、ハードディスク
交換などをすると、Windowsの認証が
通らなくなり、コールセンターのお世話に
ならなくては、いけないからだ。
まず大前提としては、Windowsは1台
のPCにつき1ライセンスであるのだが、
システムの不具合などで再インストール
したときも、同じPCなら面倒な作業なし
で、ネット認証されるのだ。
当然違うPCだったら、新しいプロダクトキー
を要求される。
だったら、Windowsは「同じPC」「違う
PC」と、どうやって見分けているのだろう
か。
マイクロソフトは、正式にアナウンスして
いないので、ここからは推測であるが、かなり
信憑性のある話である。
まず、この写真を見ていただきたい。
ハードウェアの外観からは、わからないが、
基板上の小さなROM、あるいはダイ上に
シリアルナンバーが入力されているのだ。
当然、1台1台違う。
一部の便利ソフトを使うと、表示させる
ことができる。
マイクロソフトは、この中のどれかとどれか
の組み合わせで、同じPCかどうか判断
してるらしいのだ。
「だったら、パーツのアップグレードは、
永久にできないの?」
それが、期間があって、間が6ヶ月以上
ある、とかだと認証が通るらしい。
「一度に」が危険らしいのだ。
まあ「危険」と言っても、コールセンター
に連絡するだけなんだけどね。
でも、マイクロソフトのコールセンター
って、尋常じゃないくらい混んでるよ。
何分、待たされることやら。
私は、経験者です(笑)。
やりとりは、
「どう、されました?」
「CPU交換で、認証が通らなくなりました。」
「自作のパソコンでCPUを交換したら、認証
が通らなくなったということですね?」
「はい」
「○○○キーが表示されていると思いますが、
読み上げてください」
「XXXX・・・・」
「それでは、こちらから解除キーを申し上げま
すので、入力してください」
「認証できました」
という、感じである。
これ以降は、自動でネット認証される。
「重要パーツ以外なら、大丈夫じゃね?」
いやいや、LANカードのMACアドレスを調
べてるという噂もある。
もっとも今は、LANチップはオンボードで、
交換できないんだけどね。
「カードを追加して、オンボードチップを無効
にしたら?」
そんなの、知らん。
自分で調べてくれ(笑)。
オマケだけど重要。
メルカリとかで中古のOSが売りに出されてい
る。
実際、私も売った。
当然、最初(売った人)のPCと次(買った人)の
PCは違うわけだから、認証は、通らない。
それで、かまわないのだ。
コールセンターで、「中古で買いました」と言
えば、新しく認証してくれる。
私も、OSを買った人から「コールセンターに
連絡したら認証できました」という返事をもら
ったので、たしかな情報だと思う。