体験版があるらしいので、InPixio Photo Studi
oを使ってみます。
失礼ながら、名前は知りませんでした。
いろんなフォトレタッチソフトを使ってきた
ので、若干、ハードルを上げさせて、いただ
きます。
Pro版だと4つ、Ultimate版だと5つのソフト
がバンドルされたパッケージソフトです。
値段はだいたい、Pro版で5,000円,
Ultimate版で10,000円くらいである。
しかもサブスクリプションではなく、1度支
払えば終わりである。
日本語対応なのだが、メッセージ、メニュー
が一部、おかしな日本語になっているのは
ご愛敬(笑)。
「けっこう、お得じゃん」と思ったあなた、違
う!
セットになっているソフトは、
メインの、フォトレタッチソフト。
写真から、余計な部分をカットするソフト。
シャープネスを上げるソフト。
きれいに拡大するソフト。
画像を合成するソフト。
などだ。
つまり、PhotoshopやPhotoDirector
などでは、「メニューの1行分の機能」を
別のソフトに独立させているだけなのだ。
私などは「わざわざ合成ソフトを立ち上げて
作業する頻度は、どんだけなんだよ」と
思ってしまう。
案の定、ソフトを立ち上げても、内容が
スカスカである。
今回はその内容は、割愛します。
インストールして、メインのPhoto Editorを
起動します。
見た目は、一般的なフォトレタッチソフトの
雰囲気。
カメラのRAWデーターを読み込みます。
表示された。
なぬ~、これは、いかんぞぉ!!!
「なにが?」
カメラからRAWデーターを読み込む時、
ソフトの設定でしか読み込めない。
カメラから読み込む時、いろんなパラメーター
を操作するのが、フォトレタッチ上、一番
か二番目に重要なことなのだ。
「読み込んでから、いじれば、いいんじゃ
ね?」では、ないのだ。
ちなみにこれは、PhotoshopのRAWデーター
読み込み画面。
うーん、まあいいわ。じゃあ、次。
いろんな調整をしてみる。
右サイドに、スライドバーが現れた。
これを操作して調整する。はいはい・・・
以上。ええっ?これ以外、できない。
ホワイトバランスも露出も「見た目」
だけで判断しなければならない。
つまり「+1絞りオーバー」とか「今、
4,500Kだから5,000Kまで上げる」と
かできないのだ。
早い話が数字(パラメーター)の入力が
できない。
く~~!んじゃ、保存だ。
保存できる形式が3つだけ・・・
これは・・・かなり、きつい。
結論。
値段相応のソフトである。
初心者向けと言ってしまえば、それで
終わりなのだが、同じ初心者でも
「これから勉強して、上達しよう」という
人は、半年で、物足りなくなるだろう。
このソフトは、向上心がない「とりあえず
映える写真になれば、いいんじゃね?」的
な人向けである(笑)。
決して、バカにしているのではない。
そういうニーズは、必ずあるのだ。