アコログ

色んなコトを感じ思ったこと。 誰かに伝えたくなったこと。 日々の記憶。忘備録。

お盆2020

2020-08-15 14:33:00 | お寺のこと
今年のお盆は、やっぱりいつもと違う。
コロナで、都会からは来てないみたいだし、
密にならないように、ご挨拶に来てくれる人も
少なくて、お盆にお上げしてるお煎餅が
沢山余りそうでやばい!っと、
1人一袋じゃなく何袋かあげてたら
すごく減ってきたけど( ´艸`)


うちの寺ではお盆は、
入船堂の格子煎餅って決まってる。
ちょっと甘くてピーナッツが入ってて
人気なのです♡( ´艸`)


さてと。
2日間の棚経(ご自宅に伺いお盆のお参り)も
終わって、店番してるけど。。
13日は流石に密にならないように
檀家の皆さんもまばらにいらっしゃったけど
それでも、忙しいのは変わらず
14日は1日棚経。終わってご飯作り、
へとへとで就寝(( _ _ ))..zzzZZ

今日はやっとこお客さん待ち中に
ブログが書けてます* ̄m ̄) 


くんちゃんと一緒にお留守番ww


しっかし、暑い…(≧ヘ≦) 
衣着てるから尚更暑い。。
襦袢に白衣に衣、足袋
いつもは裸足にノースリーブとか
着てダラダラしてるのにねぇ(;´・ω・)
これも修行なのか…
下着とかもはや汗で水浸しのようだ…
早くシャワーを浴びたい(๑-﹏-๑)


買い出しも行けないので、買い溜めしてて
お昼はパン食べたり、乾麺茹でたり
冷凍うどんを丸亀製麺風の
ぶっかけみたいにして食べたりしてた。


うちのおかけづ。
…って掛け軸のことなのかな?
「おかげつ掛けたよ〜」とか言われてきたんだけど
山形弁なの?おかげつ。おかげづ?
耳で音で伝わってるからよく分からん(^ω^;)

そのおかげつは、地獄絵です。

小さな頃はこの絵の前を
怖くて通れなかったなぁ。。
目を瞑って通ったりしてた(^▽^;)

よく親とかおばあちゃんから
「嘘つくとこうなるよ」と地獄の鬼から
舌を抜かれる絵を見せられたもんだった。


うちの本尊様 阿弥陀様
天井絵も素敵な自慢のお寺です。

明日で一応お盆も終わり。
あと一踏ん張りです!

写経

2020-04-12 16:08:00 | お寺のこと

外出を控えておうちで過ごそうって事で
写経をしましたヾ(=´・∀・`=)


浄土宗の写経は一枚起請文です

一枚起請文は、浄土宗の宗祖であり
お念仏の元祖でもある法然上人の
亡くなる2日前に書かれた
言わば御遺言です。
内容を簡単に申しますと、
お念仏「南無阿弥陀」を
申しなさいよ〜って事ですが、
法事の際には必ずみんなでお唱えする
大切な文です。

精神統一して書に励みます!

しかし…
我が家には6匹の猫ちゃん達がおりまして…
その中でも甘えん坊過ぎるくんちゃんなる
白黒猫ちゃんが「構ってにゃ〜構ってにゃ〜」と
邪魔しに来るのです…

旦那さんの肩に住んじゃってるくんちゃんw
負けないで集中する我が旦那どん!


めっちゃドヤ顔(*≧ε≦*)ノ彡☆


小筆を使い、書き写すだけだけど、
集中力が必要ですね。
猫が邪魔して、集中力切れっぱなしだったけど

書はとっても楽しいです


利剣の名号

2020-03-23 20:22:00 | お寺のこと
床の間の掛け軸を変え、
「利剣の名号」にしました。

お名号とは「南無阿弥陀仏」の六文字の事
そのお名号の字画の末端を剣のように鋭くして
悪因縁を断ち切るように書いたものを
利剣の名号と言います。


まるで剣のようにシャキーンとして
何かを断ち切るような感じがして
うちでは冬に掛けることが多いです。
春にもなるこの時期ですが…



利剣の名号は浄土宗の大本山の1つである
百万遍知恩寺に由来します。

「百萬遍念佛」とは、元弘元年(1331)
に京都で疫病が大流行した時に
浄土宗大本山知恩寺の第八世 善阿空圓上人が
後醍醐天皇の命を受け、
御所において昼夜を問わず
七日間連続の念佛を勤め、
その数が百万遍にいたったところで
街中の疫病が不思議と治まったのだそうです。

この絶体絶命のピンチを救ってくれた
空圓上人の働きに感激した後醍醐天皇は
知恩寺に「百萬遍」の寺号を付与し
併せて祈願に用いた
重宝たる弘法大師筆「利剣名号」と
大念珠を下賜されました。

これ以後、知恩寺では
大念珠を廻しながら独特の節で
お念仏を称える百萬遍大念佛が恒例となり
今なお続けられています。


(画像お借りしました)

こちらが百万遍知恩寺にある
空海筆の利剣の名号

コロナウイルスも早く終息しますように…


ありがとうの言葉

2020-03-09 19:31:00 | お寺のこと

3月9日はサンキューの日。
ありがとうの日ですね。


「ありがとう」という言葉は
感謝やお礼の言葉として、日常的に毎日、
何気なく使われている事と思います。
「ありがとう」と言われて、
嫌な気持ちにはあまりならないし
むしろ、言われなかった事で
嫌な気持ちになることもあるくらい、
日々の生活に密着している言葉だと思います。
そんな当たり前に使われている「ありがとう」
この言葉の語源は、仏教から来てます。
 仏教はお釈迦様の説いた教えでありますから、
お釈迦様の言葉であるわけです。

ありがとう。有り難いは、文字通り
「有ることが難しい」
滅多に会うことが出来ないという意味です。
なかなか会うことが出来ないのに、
会うことが出来た。
仏さまの教えに会うことが出来たと、
感謝の気持ちを表す言葉になっております。

「有り難い」の語源ですが、
お釈迦様が、弟子の阿南に語った
「盲亀浮木」(もうきふぼく)の喩えがあります

お釈迦様は弟子の阿南に問いました。
「大海原の底に住んでいる目の見えない亀が、
100年に1度だけ、海面に出てくる。
その盲目の亀が、
たまたま海面に浮かんでいた
一本の丸太の木に出会い、
その丸太の木に、たまたまあいていた小さな穴に
目の見えない亀の頭が
すっぽりと入ることはあるか?」
とお聞きになりました。
阿南は驚き困りながら、
「まずもって、
そんなことは滅多にあることではなく、
無いと言っても良いことです。」
と答えました。

このように、仏の教えに巡り会うことは
非常に難しい。
仏の教えに出会うには、
まずは人間にならなくてはなりませんし、
人間が人間として生まれることは、
これも滅多にないことなのです。
この世界の生き物は、人間だけではありませんし
動物や鳥、魚、昆虫、アリ、ウジ虫、、
そりゃもう沢山の生き物の世界の他、
六道輪廻もあります。

6つの迷いの世界でもある六道の中でも、
もっとも苦しみの激しい、地獄、餓鬼、畜生。
この三悪道と呼ばれる世界があります。
 お釈迦様は、人間に生まれることは
本当に難しいことと言っておられます。
私達は、何百万億の分の1の確率で
偶然に人間になった。
とても稀なことなのですね〜
だからとても、とても
有り難いことなんですね~

今日はありがとうの日なので
そんな法話を考えつつ...


写真のケーキは食玩じゃないですよ~

和菓子の上生なのです☆

味は甘い和菓子の上生なんだけど、
ブルーベリーは酸っぱくて手が込んでましたw

美味しくものが食べられること。
美味しいと感じられる心。
作られた菓子職人に有難いと感謝する心。
頂き物なので、下さった方に感謝の気持ち。
今日は色んな事に感謝する一日でありました。
今日一日だけのことではありませんが
なかなか煩悩だらけの坊主ではありますがw
日々精進したいと思います。
読んでいただきありがとうございます♡


施餓鬼絵

2019-09-28 18:20:15 | お寺のこと
毎日毎日、なんだか忙し過ぎて
全くブログ書く暇がないーー(;´・ω・)



九月はお施餓鬼法要の日々でした。
市内の組内のお寺さんを回り
施餓鬼絵法要をしてました。


自坊では、初の施餓鬼絵デビューで
お導師さんもデビューしました(*^0^ゞ




毎日、特訓してた成果か
そんなに間違うこともなく
無事に乗り切りました!



師僧も来てくれて、写真撮ってくれました。



旦那さんに写真頼んだら
こんな感じで遠いものばかりだったので↑
師僧来てくれてよかったです(笑)




弟と練習風景も旦那さんが
撮っててくれました。


こんな大きな法要は普段しないので、
この施餓鬼絵法要は1年に一度の
一大イベントです!(≡^∇^≡)


今はお葬式も寺方1人とか2人だし、
寺ではせずにセレモニーホールだし。。
やはり寺でこの雰囲気の中
厳かに法要をするっていいよなぁ~。。


そうそう!
施餓鬼絵法要の前に、
うちの寺ではちょっとした催し物をします。
今年は、フルートのミニコンサート。
それも良かったなぁ~***

最後はフルートに合わせて
お檀家さんみんなと一緒に歌ったりして。
懐かしの歌『故郷』『紅葉』
みんなが歌える歌っていいねぇ~


その後にお食事を出して、
法要…と朝から夕方までの1日がかりの
施餓鬼絵法要。今年も終わって
ホッとしました☆(*´∀`*)