今朝も随分寒くて、出かけるのがかったるくて、しかもお昼ごろ雪が降るかもなんて予報で言っていたので、傘等もって、重い足取りで英語の教室行った。
私は、お稽古事は基本近い事って決めて来たけど、歩いて行ける距離でずる休みをしなくて済んでホッとした。会社勤めの方はこんな情けない事言って居られないでしょう。
今回の英語教室は、欠席者が少ないと、皆さん喜んでいる。電車で乗り換えて来る人や、自転車で30分位こいで来る人もいるので、自宅を教えるのは悪い気がして、あっちの方向なんてアバウトにしている。
帰宅して片付け物をして居たら、チャイムが鳴った。出て見ると久し振りに会った人で嬉しかった。彼は耳が聞こえない聾者で比較的近い所に住んでいる。彼の悩みは、住まいが汚くて、暗くて虫もでるし・・・なんて会う度にこぼしていた。
やはり大家さんは、貸し渋りをする人が多いので、古い木造のアパートにしか住めないで居た。私の出来る事は、区の建物や都の建物が近隣に結構あるので、区役所に行って相談する様に言っていた。確か水曜日は、インフォメーションに通訳の人がいるはずだし。家賃も収入に応じて金額が違うので等いろいろ伝えていた。
今日は、ドアを開けたとたん、床屋さんに行ったみたいで、デザイナーズカットをして、明らかに何か気分が明るいのだなと思った。「何かいい事が有ったの?」私の方から聞くと、彼は「そう、ご報告に来ました」「都営の建物に入れたんだ、部屋も2DKで、明るいしキッチンも広いんだよ」と嬉しそうに報告してくれた。ずっと気になっていた。以前は6畳一間でお風呂が無く、銭湯に通っていた。冬など湯ざめをしてしまうしと言っていた。近所に沢山有った筈のお風呂屋さんも、どんどんマンション等にしてしまって、家にお風呂の無い人は大変だろうなーと思っていた。Aさんはきれい好きなので、毎日お風呂に入りたいと言っていた。
生活環境が変わると、その人の笑顔や雰囲気までも違って来る。今回の鉄筋の住まいも、我が家から徒歩15分位なので、まあまあ近い方だと思う。随分長い事我慢していたけれど「漸く願いが叶って良かったね」と言ったら「本当に嬉しいからご報告に来ました」って。良い報告って嬉しいものです。一人ずつ幸せになって欲しい。